木原 秀雄

木原 秀雄

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市井の研究者木原 秀雄(きはら ひでお)

生没年:1911年~1993年 / 東京都中央区

木原秀雄は、戦前・戦後を通して、日夜天体観測に勤しみ、礼文島での金環日食の観測を成功させるなどの功績を上げ、1960年に名寄市の第1回文化賞を受賞しました。その後も太陽黒点の長年の観測活動(1984年は年間306日の観測記録)や論文の執筆を続けました。高校教師を退職した1973年には、私財をなげうって、私設の天文台を建設。私設ではありながら、市民に広く開放し、名寄市民への天文普及に努めました。

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なよろ市立天文台

  • 住所/名寄市字日進157-1
  • 電話番号/01654-2-3956
  • 営業時期/通年
  • 営業時間/13:00~21:30(11月~3月は20時まで)
  • 定休日/月曜日、祝日の翌日年末年始
  • アクセス/JR名寄駅から車で約15分 士別・剣淵ICから車で約50分
  • 入館料/一般410円 大学生300円 65歳以上200円 高校生以下・障がい者 無料
  • 施設URL(外部リンク)/https://www.nayoro-star.jp/

なよろ市立天文台は、「私設 木原天文台」、「市立 木原天文台」を引き継ぎ、場所を移転して2010年にオープンしました。北海道大学との協定の下、国内有数の大きさを誇る口径1.6mの北海道大学「ピリカ望遠鏡」を備える他、名寄市所有として複数の望遠鏡を備えます。ピリカ望遠鏡は研究観測のため、毎日ではありませんが、金・土・日の夜に観望を行っている他、名寄市の望遠鏡では開館日で晴れている日は常に観望会を行っています。一方、これらの望遠鏡などを利用し、研究観測が行われ、世界へと発信しています。また、市立名寄図書館の屋上にあったプラネタリウムも同時に移転し、座席数50席のフルデジタルプラネタリウムを設置しています。天文台の特色として「星と音楽」をテーマにしており、レクチャールームやプラネタリウム内でライブなども行われています。

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