本郷 新
戦後日本を代表する屈指の社会派スカルプター本郷 新(ほんごう しん)
生没年:1905年~1980年 / 北海道札幌市
北海道内はもちろん、南は鹿児島に至るまで全国80箇所余りに野外彫刻作品が設置されています。本郷は、人が元来そなえ持つ優しさ、悲しみ、それらに裏打ちされた逞しさを力強さと激しさをもった人体像によって表現します。なかでも平和への願いを込めた<わだつみの声>や<嵐の中の母子像>は代表作。全国各地に設置された公共彫刻は、今もなお、平和や命の尊さといった普遍的なメッセージを発信し続けています。
本郷新記念札幌彫刻美術館
- 住所/札幌市中央区宮の森4条12丁目
- 電話番号/011-642-5709
- 営業時期/通年
- 営業時間/10:00~17:00
- 定休日/月曜日(祝日の場合はその翌日)
- アクセス/地下鉄東西線「西28丁目」駅 2番出口バスターミナル2番乗り場からJR北海道バス山の手線循環西20(神宮先回り)乗車(約5分)、「彫刻美術館入口」下車、山方向に徒歩約10分
- 入館料/<コレクション展>一般300(250)円、65歳以上250(200)円、高大生200(100)円、中学生以下無料 ※()内は10名以上の団体料金
- 施設URL(外部リンク)/http://hongoshin-smos.jp/
本郷新記念札幌彫刻美術館は、札幌市中央区宮の森の瀟洒で閑静な住宅街にある小さな美術館です。 戦後の日本を代表する札幌生まれの彫刻家・本郷新(1905年〜1980年)の彫刻・絵画など1,800点余りの作品を所蔵しています。美術館は二棟から成り、本館では立体造形や地域作家の紹介を軸にしながら年間3〜4本の展覧会を開催しています。記念館はかつて本郷がアトリエ兼ギャラリーとして建てた邸宅を移築したものです。そこでは、全国各地に設置された野外彫刻の巨大な石膏原型や制作道具、家具類が常設展示されています。2階の開けた窓からは上方に大倉山ジャンプ競技場を、眼下には札幌の街並みを眺めることができます。