作開北限ブナ林

貴重な森林の区分

南限、北限、隔離分布等分布限界に見られる森林(ブナ北限地帯)

森林の特徴

当該森林は、ブナのほかイタヤカエデ、ミズナラなどからなる落葉広葉樹林となっています。
ブナは主に沢沿いの傾斜地に生育しており、ヘクタール当たりの本数率は約40パーセント、蓄積率は52パーセントを占めるなどブナ主体の森林となっています。また、区域内には胸高直径104センチメートルのブナ巨木も確認されています。
現在確認されている北限地帯のブナ林の中では、ヘクタール当たりの生立本数が最も高く、蓄積は白井川北限ブナ林(平成18年設定)と同程度となっており、さらに区域内にはブナが優先して生育している箇所があり、貴重性が一段と高くなっています。

森林の現況

ブナ林

【樹種構成】
ブナ、ダケカンバ、イタヤカエデ、ミズナラ
【本数(ヘクタール当たり)】
1,097本(ブナ433本)
【蓄積(ヘクタール当たり)】
361立方メートル(ブナ187立方メートル)
【平均胸高直径】
19センチメートル(ブナ21センチメートル)
【平均樹高】
22メートル(ブナ22メートル)

(平成19年調査)

施業図

調査地毎の林況

○プロットNo,1(30メートル×33メートル、0.1ヘクタール)

(1)特徴
・南斜面に位置。傾斜は20~35度の急傾斜地。
・ブナは、プロット内の約3割を占めており、径級が太いものから細いものまで幅広く分布している。
・ブナが優占種であるが、イタヤカエデなど他の樹種も多く分布し、生立本数が最も多いプロット

(2)調査結果
【ヘクタール当たり本数】
1,340本(ブナ440本)
【ヘクタール当たり蓄積】
395立方メートル(ブナ125立方メートル)
【ブナ最大胸高直径】
76センチメートル

プロットNo1a

プロット内の林況です。ブナの他にイタヤカエデやシナノキなど他の樹種も多く生育しています。

プロットNo1b

プロット下の状況です。沢付近にブナが多く生育しています。

○プロットNo,2(30メートル×33メートル、0.1ヘクタール)

(1)特徴
・南斜面に位置。傾斜は20~35度の急傾斜地。
・ブナが7割以上を占めブナ優占林、極端に太いブナは存在しないが、5割以上が20センチメ ートルを超える中・大径木で占められている。
・ヘクタール当たり蓄積が400立方メートル以上と最も蓄積の高いプロットであり、ブナの分布域全体で見ても最大の蓄積と推定される。

(2)調査結果
【ヘクタール当たり本数】
920本(ブナ680本)
【ヘクタール当たり蓄積】
428立方メートル(ブナ351立方メートル)
【ブナ最大胸高直径】
60センチメートル

プロットNo2a

プロット手前の沢の林況です。ブナが多く生育しています。

プロットNo2b

プロット内の林況です。ブナの一斉林となっており、区域内でも一番まとまって生育している箇所です。

○プロットNo,3(30メートル×33メートル、0.1ヘクタール)

(1)特徴
・北斜面に位置。傾斜は15~20度の中傾斜地。
・イタヤカエデ・ダケカンバ主体が主体のプロット。ブナの割合が比較的少なく散在しており、40センチメートルを超える立木も数本確認されているのみ。
・ヘクタール当たり蓄積も260立方メートル程度と他のプロットと比べて蓄積が低い。

(2)調査結果
【ヘクタール当たり本数】
1,030本(ブナ370本)
【ヘクタール当たり蓄積】
260立方メートル(ブナ104立方メートル)
【ブナ最大胸高直径】
48センチメートル

プロットNo3a

プロット内の林況です。イタヤカエデ・ダケカンバ主体の森林で、ブナは比較的少ない。

プロットNo3b

プロット奥の沢の林況です。ブナが比較的まとまって多く生育しています。

位置図

位置図

※地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1の地形図を使用。(承認番号:平29情使、第419-GISMAP39614号)

・黒松内市街から北へ約9キロメートル。
・林内に遊歩道が設置されていません。設定区域まで行くには、沢を登らなければならず、滝壺もあるため非常に危険です。

【問い合わせ先】
〒044-0034
虻田郡倶知安町南4条西1丁目
後志総合振興局森林室
電話0136-22-1152

カテゴリー

林務局森林計画課のカテゴリ

cc-by

page top