「わくわく!木育通信」について
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「わくわく!木育通信」最新号
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▲▲▲ わくわく! 木育(もくいく)通信
∥ 第266号 2024/6/20
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「木育(もくいく)」とは、子どもをはじめとするすべての人が
「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取組です。
それは、子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて
人と、木や森とのかかわりを主体的に考えられる豊かな心を育むことです。
================================第266号もくじ=================================
◆第74回北海道植樹祭を開催しました!!(苫小牧市)
◆夏だ!『道民の森』にあつまれ!(当別町)
◆木育ファミリー便り
◆編集後記
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│第74回北海道植樹祭を開催しました!!(苫小牧市)
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5月19日(日)に、苫小牧市静川「苫東・和みの森」で「北海道・木育(もくいく)
フェスタ2024第74回北海道植樹祭」を開催しました!
当日は、雲を探すのが難しいくらいの晴天の中、式典・植樹・育樹行事のほか、「月に
一度は森づくり!」と、木育マイスターによるワークショップなどが催され、多くの方に
木と触れ合っていただきました。
昨年10月から「道民ひとり1本植樹・育樹運動」を開始してから初の北海道植樹祭と
なり、今回初めて植樹・育樹活動、そしてワークショップを体験する方も多く、「家族や
仲間と一緒に木に触れることができ、貴重な経験になった」などの感想をいただきました。
少しでも木を身近に感じてもらうことができたのでは、と感じております。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました!!
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│夏だ!『道民の森』にあつまれ!(当別町)
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アウトドアが最高に楽しい季節がやってきました!
普段とは違う1日を「道民の森」で過ごしましょう!
「道民の森」は、当別町と月形町にまたがる約1万2千haの広大な森林の中に、学習センター
(研修施設・体育館)や宿泊施設(コテージ・バンガロー・キャンプ場)、木工芸館、陶芸館な
どを有する国内最大規模の森林総合利用施設です。
「道民の森」で皆様のご来園をお待ちしております!
【開園期間】
5月1日~10月31日
詳しくは道民の森ホームページをご確認ください。
https://dominno-mori.org/
<予約及びお問い合わせ先>
〒061-0216 石狩郡当別町栄町192-7
道民の森管理事務所 TEL:0133-22-3911
※受付時間:9:30~16:30(11月~4月は平日のみ)
予約受付:ご利用になる3ヶ月前の同日から受付します。
なお、宿泊はインターネット予約もできます。
受付期間:利用開始の3カ月前の同日から利用日の3日前の16時まで
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│木育ファミリー便り
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◇木育の種、咲かせた花 第15回 濱田智子さん
(株式会社森林環境リアライズ 相談役/ 一般社団法人森の輪 副代表理事)
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◆二十歳を迎えた木育に思うこと
木育とは、子どもをはじめとするすべての人が、『木とふれあい、木に学び、木と生きる』
取組です。それは、子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて、人と、木や森との関
わりを主体的に考えられる豊かな心を育むことです。
◇木育の定義
これは、北海道発の木育の定義です。木育は、平成16年に道が設置した官民協働による木育
推進プロジェクトという検討委員会での議論を経て、その理念や取り組むべき施策等がまとめ
られました。当時、私は北海道水産林務部で道産木材の需要推進を担当する職員としてプロジ
ェクトに参画し、木育の定義づくりにも関わりました。後半の「木や森との関わりを主体的に
考えられる」の部分には、特に思い入れがあります。というのも、プロジェクトが提案した原
案では、当初「主体的に」は「ちゃんと」となっていました。しかし「ちゃんと」という言葉
は、行政用語として適当でないということから却下され、それを代用できる言葉は何かを検討
した結果、「主体的に」に落ち着いたという経緯があります。自分の中では妥協であり、やは
り「ちゃんと」が最もしっくりくると感じていたので、この定義を見るたびに違和感を抱いて
きました。10年前の「木育next10」でも、そのような話をしましたし、森の輪プロジェクト発
行の「森の輪物語2020」に寄稿した「北海道で生まれた木育と森の輪」にも、「ちゃんと」に
対する考えを書かせていただきました。
森の輪物語 2020 | 森の輪 | book (morinowakko.com)
20年目となった今年、少し考えが変わってきています。「ちゃんと」という言葉をネット検索
してみると、ビジネスやフォーマルなシーンには適さないカジュアルな表現なので、場面によ
っては言い換えた方がよく、例示として「適切に」「正確に」「きちんと」「ものの見事に」
「しっかりと」などが挙げられ、当然とも言えますが、「主体的に」という言葉はどこにも出
てきません。改めて、「ちゃんと」を「主体的に」に置き換えたことを振り返ると、木育を定
義づけようとする文脈の中で、その趣旨が最も伝わりやすい言葉が選ばれたということになり
ます。私は、木育の定義の中では、ここが一番肝心要の部分だと思っており、「主体的に」と
いうのはすなわち自分が主役、現代風の表現にすると「自分ごととして」と置き換えることも
できます。多くの人々に木や森との関わりを「自分ごと」として考えてもらうことができれば、
森林資源の循環利用をはじめ、気候変動緩和のための森林吸収源対策、生物多様性の保全など、
森林と人間社会とをめぐる様々な課題解決にもつながっていくように思われます。そういう意
味では、あいまいな表現である「ちゃんと」ではなく、「主体的に」で良かったのかも?と思
う今日この頃です。
◇木育の人材育成
北海道で木育が誕生してから2年後の平成18年、林野庁が国の森林・林業基本計画に位置付け
たことから、木育は全国区となりました。今では、道内外を問わず多くの自治体で木育の事業が
進められ、民間による取り組みも広がっていますが、本家本元である北海道の木育の多様性が注
目されています。それを支えているのは、何といっても木育マイスターの皆さんの活躍です。ち
なみに木育マイスターの育成が始まったのは平成22年からで、木育の誕生から5年も経過した後
のことです。そこにもエピソードがあり、木育プロジェクトの終了後に道庁が木育の発信と普及
のために取り組んだ事業は、「わくわく!木育ランド」という木製遊具を活用した遊び場の提供
と、子供たちが生きる力を育む場として市町村が指定した「げんきの森」での赤ちゃん誕生記念
植樹でした。全道各地での事業実施に伴い木育という言葉が知られるようになりましたが、それ
は、「木育って子どもが木のおもちゃで遊ぶことでしょ?」という狭義の意味が普及して行きま
した。このことに、煙山さんをはじめとするプロジェクト委員の面々が大いに憤慨されたのです。
自分たちが議論を重ねた末に生み出した木育の理念は、そんな小さなものではないのに、なぜ道
庁は誤解を招くような事業を進めるのか、木育のことを正しく理解して、それを普及してもらえ
る人材の育成こそが必要な取り組みではないのか?と…当時の水産林務部の林務局長に直談判し
たのでした(その場をセッティングしたのは私です)。
そうして翌年から人材育成のためのテキストづくりが始まり、プロジェクト委員を中心とする
有識者の方々の協力を得ながら作成されたのが「木育達人(マイスター)入門」です。
続きは・・・http://mokuikufamily.jp
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│編集後記
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早いもので6月中旬を迎え、2024年も半分が過ぎ去ろうとしています。日々忙しく
過ごしていると、時の流れは早く感じてきますね。これまでを振り返ってみて、残りの半
年でやり残したことをやる!と気を引き締めるのにいい時期かもしれません。
爽やかな初夏の季節から、だんだんとジメジメとした暑い日と格闘する日が増えてきま
した。本州では梅雨入りで記録的な暑さを記録しており、「本州は梅雨入りで大変だな~」
と思っていましたが、もともとは北海道でも梅雨はあるものとされていたようです。北海道
は本州のように梅雨の時期がはっきりせず、正式には定めないこととなりましたが、このジ
メジメとした暑さのなかで公園にあるアジサイを見ていると、なんだか北海道も梅雨入りし
たような気もします。昔はこの時期を黴(カビ)の発生しやすい時期として「黴雨(ばいう
)」と呼んでいたようです。くれぐれも食中毒には気を付けてください。
もうすぐ本格的な夏を迎えますが、暑さに負けないよう、日頃の体調管理を徹底して、元
気に過ごしていきましょう!
☆次号は7月18日(木)の配信となります。
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