上品で弾力のある肉質は一級品のおいしさ
体は楕円形で、体長が背びれから腹びれまでの幅の2倍以上あり、雌は全長40cm、雄は30cmほどになります。両目は体の表・右側にあり、左右不相称で小さい口が特徴です。体の表側は青みを帯びた黒褐色、裏側は白色で、体の半分より後ろの背縁と腹縁に沿って淡黄色の帯があります。
一年中水深150m以浅の大陸棚に分布し、砂質あるいは砂泥質の海底に生息します。産卵期は北へ行くほど遅く、北海道北部で5~6月です。漁場はほぼ全道一円にみられ、オホーツク海では8~12月、宗谷海峡から利尻・礼文島では11~翌3月、日本海では4~6月、えりも岬より西の太平洋では5~7月が盛漁期となります。
肉質は上質で弾力があり、カレイ類の中でも一級品。特に春先の子持ちの雌は煮付けにするとおいしく、秋には餌を食べて丸々と太っているので、新鮮なものを刺身にすると最高といわれています。
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