エゾメバル[蝦夷目張]

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エゾメバル

地方名:ガヤ

フサカサゴ科/全長約23cm

漢字で「目張る」と書くほど大きな目が特徴

体は長卵形で目の前方と上方に明瞭な棘があります。体の色は灰褐色、緑褐色、赤褐色などとかなりの個体差があります。メバルに似ていますが、「尾びれの後縁が白いこと」「下顎にうろこがないこと」などで区別できます。

日本では北海道に多く分布する典型的な北方系のソイ・メバル類です。エゾメバルは卵ではなく仔魚を産み出す卵胎生魚で、11月に雄が雌に求愛した後で交尾が行われます。卵巣内に進入した精子は4ヵ月以上もとどまり、卵巣が完熟する3月下旬~4月上旬に受精します。雌の体内で孵化した仔魚は卵黄のみで成長し、5~6月ごろに産み出されます。

えりも岬以西太平洋、日本海、オホーツク海の沿岸で漁獲されますが、ほとんどが混獲によるものです。

みそ汁、煮付け、から揚げなどに調理されます。

分布図

えりも岬以西太平洋、日本海、オホーツク海沿岸・日本海、特に後志地方の寿都・島牧沿岸で多い

えりも岬以西太平洋、日本海、オホーツク海沿岸・日本海、特に後志地方の寿都・島牧沿岸で多い

漁法

  • 定置網漁業
  • 刺し網漁業
  • 一本釣り漁業
  • はえ縄漁業

漁獲時期

4月~6月、10月~12月

4月~6月、10月~12月

カテゴリー

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