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地方名:カンカイ、オオマイ(大型魚)、ゴタッペ(小型魚)
タラ科/全長約40cm
タラ科の中で最も均整のとれた体つき
北海道で獲れるタラ科3種(コマイ、マダラ、スケトウダラ)のなかで最も小型です。上顎は下顎より突き出ており、下顎先端のひげが短いのが特徴。血液中に凍結を防ぐ物質をもち、水温が0℃以下でも生存可能な魚です。
産卵期は1~3月で、盛期は1月中旬~下旬の厳冬期。岸近くの氷点下かそれに近い低水温のところで卵を産みます。根室海峡の野付半島周辺が最も大きな産卵場として知られています。氷に穴を開けて氷の下から釣りや定置網で漁獲する「氷下待ち網漁」は道東の冬の風物詩といわれ、コマイを「氷魚」または「氷下魚」と書くゆえんとなっています。
肉は白身で淡泊。塩干し(生干し)は特有なにおいをもちますが味は絶品といわれています。漁獲直後に凍結しルイベにして食べるのも美味です。
分布図

根室海峡、オホーツク海沿岸
漁法
- 小型定置網漁業
- 底建て網漁業
- 沖合い底びき網漁業
- 氷下待ち網漁業
- ししゃもこぎ網
漁獲時期

5~8月、10~翌1月
料理レシピ
コマイ取扱漁協
釧路近海で獲れた「コマイ」を塩分控えめの一夜干しにしました。焦げない程度に炙るとおいしく食べられます
煮付け、鍋の具材、三平汁、3枚おろしてから揚げと、たくさんの食材が可能です。(漁期:4月~6月、10月~12月)
風連湖、温根沼で漁獲される氷下魚(コマイ)を、伝統漁法である氷下待ち網で漁獲し、新鮮なうちに味付けして天日で干し上げた品です。
標津海岸の強い浜風で生干しした甘塩のコマイを1kgパックにした商品です。
羅臼産の氷下魚(こまい)のみを使用し、食塩だけで味付け乾燥させた商品です。硬くてむしりずらい時は金槌で軽く叩けば食べやすくなります。さっと火であぶってマヨネーズや七味をつけると美味です。1袋に200g(7尾前後)入り。

