サクラマス(ヤマメ)[桜鱒(山女魚)]

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サクラマス

地方名:ホンマス、マス、クチグロ、イタマス、イチャニウ(降海型)、ヤマベ(河川残留型)

サケ科/全長 降海型:35~70cm、河川残留型:15~20cm

体が桜色に染まると近づく産卵期

サクラマスという名前は、産卵期が近づくと魚体が婚姻色(成魚が繁殖期にのみ示す平常と違う体色)の桜色になることに由来します。海に降りる前のサクラマスの幼魚と河川で一生を過ごすものをヤマメ(北海道ではヤマベ)と呼びます。

サクラマスは日本海とオホーツク海を中心とした海で生活し、1年間の海洋生活を経た後は生まれた川に遡上します。産卵期は8月下旬~10月上旬で、産卵間近に遡上するサケやカラフトマスと異なり、親魚は3~5ヵ月を川で過ごしますが、川に入ると餌はほとんどとらなくなり深みや物陰に隠れてあまり動きません。雨で増水したときなどに川を上り、産卵後は短い生涯を閉じます。

北海道南部の漁獲物の一部は富山県へ出荷され名物の「ます寿司」となっています。

分布図

ヤマメ:各地の河川、サクラマス:えりも岬以西から日本海に多い

漁法

  • ますひき釣り漁業(へら曳き)
  • 定置網漁業
  • 一本釣り漁業
  • 刺し網漁業

漁獲時期

オホーツク海:秋~冬及び春、日本海:春、根室海峡・えりも岬以東の太平洋:晩秋~冬

オホーツク海:秋~冬及び春、日本海:春、根室海峡・えりも岬以東の太平洋:晩秋~冬

料理レシピ

サクラマス(ヤマメ)取扱漁協

サクラマスは降海型ヤマメの呼び方。体長35~70cmまで成長し、1年間の海洋生活を経て6~7月に産卵のために生まれた川に戻ります。漁獲量が限られているため道内在住者でも食べる機会の少ない味です。販売限定数100尾。(注文受付:4月~5月)

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