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地方名:シラオ
シラウオ科/全長8~9cm
魚価が高い重要な漁業資源
細長い体形で、両顎の先端に小黒点があるのが特徴。生時および死んだ直後の体は半透明ですが、後に白く変化します。雄の尻びれ基底(ひれの付け根の前端から後端)の上には16~18枚の吸盤状のうろこが一列に並びますが、雌はすべてのうろこを欠きます。稚魚期の特徴を保ったまま成魚となる幼形成熟する魚種の一つ。
北海道の分布域は、網走湖、サロマ湖、クッチャロ湖や、天塩川、石狩川、余市川、大野川、別寒辺牛川の河口周辺、および噴火湾の沿岸域など。
春に河口周辺や汽水湖内で底質が砂の浅瀬に卵を産み、孵化後は汽水湖内、河川下流域の下層に入り込んだ塩水くさびと呼ばれる海水の内部や河口周辺の沿岸域に分布し成長します。
厚岸湖の張り待ち網、石狩川河口周辺の刺し網、網走湖の船曳き網など、地域によって様々な方法で漁獲されます。
調理法は吸いものや卵とじなどで、寿司だねにもなります。
分布図

サロマ湖、網走湖、天塩川、石狩川、大野川、別寒辺牛川など
漁法
- しらうお小型定置網・張待網漁業
- しらうお・わかさぎひき網漁業
- 刺し網漁業
- 張り待ち網漁業
- 地びき網漁業
漁獲時期

石狩川5~6月、網走湖・三日月湖等9~11月
シラウオ取扱漁協
厚岸では『張待網漁』と言う伝統的な漁法で、生きたまま水揚げするので、生食用としての出荷が可能です!生きた状態でないと魚体が白くなり、白魚特有のみずみずしい透明感が損なわれてしまうのです。(時期:3月下旬~5月下旬頃)

