カワヤツメ[川八目]

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カワヤツメ

地方名:ヤツメ、ヤツメウナギ

ヤツメウナギ科/全長40~50cm

ほかの魚の生き血を吸う八つ目の吸血魚

体は細長く円筒形でうろこはなく、体表は粘液質に富みぬるぬるしています。1対の目と外鰓(がいさい)孔と呼ばれるえら穴が7対あり、横から見ると目が8つ並んでいるように見えることから「八目鰻」と名づけられたといわれています。口は吸盤状で両顎を欠き鋭い歯をもちます。この口でほかの魚類の体表に付着し、筋肉や赤血球を溶かして吸飲し成長します。

海で2~3年生活した後、成魚は産卵のために川へ遡上しますが、北海道では5~6月に遡上してその年の夏に産卵するものと9~10月に遡上して翌年春に産卵するものとがいます。石狩川、尻別川、利別川、朱太川などがカワヤツメの上る川として有名です。

主にかば焼き、つけ焼きなどに調理され、春のものより秋のものが美味とされています。

分布図

石狩川、尻別川、利別川、朱太川等に遡上。日本海や北太平洋でサケ・マスへの寄生を確認

石狩川、尻別川、利別川、朱太川等に遡上。日本海や北太平洋でサケ・マスへの寄生を確認

漁法

  • 筌(どう)漁業

漁獲時期

5月~10月

5月~10月

カテゴリー

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