春秋叙勲

春秋叙勲

叙勲

 叙勲は、国家又は公共のために功労のあった方を対象に発令されています。

 菊花章、旭日章、宝冠章、瑞宝章などの種類があります。

 毎年、春と秋に実施される春秋叙勲や、88歳に達した機会に実施する高齢者叙勲、功績のある方が亡くなられた際に実施される死亡叙勲などがあります。

 また、著しく危険性の高い業務(警察官、消防吏員、自衛官等)に精励された方を対象とした「危険業務従事者叙勲」が春秋叙勲とは別に創設されました。(平成15年秋より)

 春秋叙勲及び危険業務従事者叙勲は、毎年2回、春は4月29日、秋は11月3日に発令されます。

 毎回、全国で春秋叙勲は約4,000名、危険業務従事者叙勲は約3,600名の方々が受章されます。

※国の栄典制度改革により平成15年11月3日発令の叙勲より数字による勲等表示は廃止になりました。

 また、旭日章及び瑞宝章は、功労の質的な違いに応じ、別種類の勲章として授与されることになりました。 

勲章の種類及び授与対象

種類(勲章) 授与対象
大勲位菊花章
 大勲位菊花章頸飾
 大勲位菊花大綬章
旭日大綬章又は瑞宝大綬章を授与されるべき功労より優れた功労のある方
桐花大綬章

旭日章

 


旭日大綬章 
旭日重光章
旭日中綬章
旭日小綬章
旭日双光章
旭日単光章

瑞宝章
 

 

瑞宝大綬章
瑞宝重光章
瑞宝中綬章
瑞宝小綬章
瑞宝双光章
瑞宝単光章

国家又は公共に対し功労のある方 
旭日章
功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた方 
瑞宝章
公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた方
文化勲章  文化の発達に関し特に顕著な功績のある方

(注)上記の他、外国人に対する儀礼叙勲等特別な場合に、

   女性のみに授与される勲章として宝冠章があります。

杯の種類及び授与対象

種類(杯) 授与対象

銀杯

木杯

勲章に替えて授与されるもの(菊紋)

褒章条例に基づき授与されるもの(桐紋)

春秋叙勲候補者の一般推薦制度について

 内閣府賞勲局では春秋叙勲候補者としてふさわしい方の推薦を受け付けています。

 一般推薦制度は、一般の方々からの推薦によって、人目に付きにくい分野で真に功労のある方や、多数の分野で活躍し国家又は公共に対する功労のある方などのうち、各府省からのこれまでの推薦では把握しきれない方を春秋叙勲の候補者とするためのものです。

 推薦には以下のような一定の要件を満たす必要があります。主なものは以下のとおりですが、詳細は内閣府のホームページ等で御確認ください。

(1)候補者

 国家又は公共に対して功労のある(概ね20年以上活動)方で

  1. 70歳以上の方
  2. 55歳以上の方で「精神的又は肉体的に著しく苦労の多い環境において業務に精励した方」、「人目につきにくい分野で多年にわたり業務に精励した方」

※自分自身や二親等内の親族関係にある方の推薦は不可

(2)推薦方法

  ・推薦者1名、賛同者2名が必要(共に20歳以上)

  ・指定の様式の推薦書を下記担当窓口まで郵送(常時受付中)

(3)照会・郵送先

内閣府賞勲局ホームページ(春秋叙勲の候補者としてふさわしい者の推薦について)

   (ホームページから推薦書の入手が可能です)
    ・担当窓口(内閣府賞勲局総務課一般推薦担当
    〒100-8914

               東京都千代田区永田町1-6-1

               TEL:03-3581-2868 

褒章

 褒章は、様々な社会的分野において事績の優れた方を対象に発令されています。

 紺綬褒章以外は、春は4月29日、秋は11月3日に発令され、毎回、全国で約800名の方々が受章されます。

褒章の種別

種別  授与対象  授与対象者が死亡した場合
(遺族追賞)
紅綬褒章
緑綬褒章
黄綬褒章
紫綬褒章
藍綬褒章
紺綬褒章
自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方
自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著な方
業務に精励して衆民の模範である方
学術、芸術上の発明、改良、創作に関して事績の著しい方
公衆の利益を興した方又は公同の事務に尽力した方
公益のため私財を寄附した方
銀杯(桐紋)を授与
同上
同上
同上
同上
褒状又は木杯(桐紋)を授与

 

褒状  表彰されるべき者が団体である場合には褒状を授与する。

飾版  再度以上同種の褒章を授与すべき場合は、褒章に代え飾版を授与する。

詳細については内閣府賞勲局ホームページをご覧ください。

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