北方領土に関する知事コメント(H17年度~H20年度)

H17.11.21(知事談話)日露首脳会談の結果に関する知事コメント

 今回の首脳会談においては領土問題解決への道が開かれることを期待していたが、具体的な進展がなかったことは非常に残念である。
 なお、日露間のこれまでの諸合意に基づき、引き続き両国が、北方領土問題の解決に向けて努力していくことが確認されたところであり、国においては、一日も早い解決に向け、引き続き強力な外交交渉を進めていただくことを期待。
 また、道としても、外交交渉の下支えとなるよう、今後とも、北方領土問題に対する取り組みを積極的に進めていく考えである。

(総務部北方領土対策本部)

H17.11.24(知事談話)北方四島安全操業船の解放について

 北方四島周辺水域の安全操業における連行事件について、第七十八栄幸丸が23日解放され、24日早朝、羅臼港に無事戻ることに関して乗組員の健康とご家族の方々のお気持ちを考え、大変心配しておりましたが、無事に解放され、安堵しております。
 政府をはじめ関係者の皆様のご尽力に心からお礼申し上げます。
 この度の事件は、日ロの協定に基づき実施されている安全操業において発生したもので、とても残念に思っており、また、20日以上も拘束されたことについても、人道的な見地から、遺憾であると言わざるを得ません。
 道としては、今後、このような事態が発生しないよう洋上会談などを通じて、直接ロシア側に申し入れるとともに、国に対しても要請していきたい。

(水産林務部漁業指導課)

H18.07.16日露首脳会談の結果に関する知事談話

今回の首脳会談においては、領土問題解決の解決に向けて、一歩でも前進することを期待していたが具体的な進展が見られなかったことは、非常に残念である。

 会談では、4島の帰属の問題を解決し、平和条約を早期に締結するための交渉を活性化させることについて認識が一致したと承知しているところであり、国においては、より一層、強力に外交交渉を展開していただき、北方領土の早期返還が実現することを期待している。

 北方領土の一日も早い返還は全道民の願いであり、道としては、今後とも、関係団体との連携を密にし、北方領土問題の解決に向けた取り組みを、粘り強く進めていく考えである。
 

北海道知事 高橋 はるみ

(総務部北方領土対策本部)

H21.1.28本年度の北方四島住民に対する人道支援物資供与事業が中止になったことに関する知事コメント

 この事業は、北方四島住民に対する人道的な支援の取り組みとして平成4年から実施されてきた事業であり、従来の手続きのロシア側からの一方的な変更要求による今回の中止という事態は、これまで築き上げてきた元島民と現島民の信頼関係を損なうばかりでなく、北方四島交流、いわゆるビザなし交流や、北方領土墓参、自由訪問などの訪問実施にも影響を与えかねず、誠に遺憾であります。

 道としては、今回のような事態が再発することのないよう強く望むとともに、今後の北方四島への訪問や北方四島との交流事業に影響が及ぶことのないよう、日露両国政府間における、今後の協議の進展を強く期待しています。


平成21年1月28日    

北海道知事 高橋 はるみ

(総務部北方領土対策本部)

H21.2.19羅臼漁協刺し網漁船返還に関する知事コメント

 一昨年の12月に北方四島周辺水域んでロシアに拿捕された羅臼漁業協同組合の刺し網漁船4隻のうち3隻が、無事に引き渡されたとの連絡を受け、私としても安堵したところでございます。

 4隻一括の返還を望んでいましたが、1隻は修理が必要ということで、今後、一日も早く修理が終わり早期に返還されることを願っております。

 この返還に関わった外務省をはじめとする関係機関の皆様方に対しまして、深く感謝の意を表します。

 私としましては、このような事が二度と起きないよう、関係機関と連携して指導に努めて参りたいと考えております。


平成21年2月19日    

北海道知事 高橋 はるみ

(水産林務部水産局漁業管理課)

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