第24回(2025年度)「北方領土の日」ポスターコンテストの選考結果と入賞作品を紹介します。
最優秀賞作品一覧
【最優秀賞(総合)】

【最優秀賞(総合)】
掛川 花凛 さん(北海道芸術デザイン専門学校)
〈審査員講評〉
「ずっと、あの日のまま。」という言葉が、静かに時間の止まった記憶を思わせます。
四島での豊かな暮らしの記憶に繋がる捕鯨や昆布などの文化や象徴を、
島名を添えてバランスよく缶詰にデザインし、北方四島に見立てたモチーフは島々への敬意と想いが感じられ印象的です。
また、暖かく落ち着いた色調の背景とすることで、当時の平穏な四島をイメージさせ、見る人に深い余韻を残す作品です。
【最優秀賞(大学・専門学校)】

【最優秀賞(大学・専門学校)】
大坂 さくら さん(北海道芸術デザイン専門学校)
〈審査員講評〉
動物や花々が並ぶ様子を、北方領土の形に見立てた作品です。
穏やかな線と柔らかな色づかいが、見る人の心にぬくもりを残し、過去と未来を繋ぐような静かな時間を生み出しています。
中心に控えめに配られた「想い、刻む」という言葉と共に、豊かな自然や、そこに暮らしていた人々へのやさしい想いが伝わります。
【最優秀賞(高校)】

【最優秀賞(高校)】
堀田 琉生 さん(北海道高等聾学校)
〈審査員講評〉
白い鳩が北方領土から北海道へと羽ばたく様子を捉えることで、平和への願いをとても分かりやすく伝えています。
「平和的解決へ」という言葉を赤色で目立たせているのは、
作者の強い思いを真っ直ぐに届けるための、素晴らしい工夫となっています。
青い海と鮮やかな緑の大地の色の対比が、画面全体を明るく希望に満ちた印象にしてくれますね。
シンプルな構図の中に、未来への真摯な祈りが込められた作品です。
【最優秀賞(中学校)】

【最優秀賞(中学校)】
村山 夕樹乃 さん(帯広市立翔陽中学校)
〈審査員講評〉
テーマが色と形によって明確に表され、見る人の心にまっすぐ届く作品です。
手で形作られたハートの中に描かれた北方領土の島々や桜のモチーフから希望と温かさが感じられます。
平和への願いが伝わる、明るく前向きな印象の作品です。
【最優秀賞(小学校)】

【最優秀賞(小学校)】
縄 乃々香 さん(札幌市立資生館小学校)
〈審査員講評〉
画面全体に島々に動物や魚、鳥たちが丁寧に描き込まれ、
豊かさや賑やかさが生まれています。
特に、虹が北海道本島と北方四島の島々を文字通り繋いでいる構図は、
未来への明るいメッセージを象徴していますね。
入賞作品一覧
入賞者一覧
応募数
一般の部:246点、こどもの部:229点、ぬりえ:39点
選考会
○選考会日時
令和7年(2025年)10月20日(月)13:00~
○選考会出席者
- 堀 じゅん子(北海道デザイン協議会 理事)
- きたむら 千鶴(北海道デザイン協議会 理事)
- 二ノ宮 信広(北海道デザイン協議会 理事)
- 谷藤 克則(公益社団法人北方領土復帰期成同盟 参事)
- 髙橋 絵美(公益社団法人千島歯舞諸島居住者連盟 事業推進員)
- 金野 浩知(北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策課 課長補佐)
