去る10月6日(月)、札幌市内にある「かでる2・7」かでるホールにおいて中央労働委員会との共催により、「労使関係セミナー」を開催しました。
企業の人事労務担当者や労働組合関係者をはじめとして、120名を超える方々のご参加をいただきました。
前半の基調講演では、「過半数代表制と労働組合をめぐる課題~労働基準関係法制研究会報告書を読む~」と題して、小樽商科大学商学部企業法学科教授で、前北海道労働委員会会長の國武英生氏にご講演いただきました。
後半は、道労働委員会委員により、労働委員会の業務を紹介した後、「道労働委員会が取り扱った労使紛争事例」の紹介を行い、質疑応答を行いました。
今回のセミナーについて、参加者から、基調講演については「過半数代表制や労働組合の抱える課題に関し、報告書の提言を踏まえて、今後どのような動きがあり、どう改善すべきかを聞けて良かった」、「便宜供与のあり方をどうするか、大きな課題を感じた」、また、事例紹介については「あっせん員がどのような点に着目して解決に導いたのか、担当された方の所感も含め、具体例が聞けて参考になった」、「使用者委員も意外と労働者側の立場になり解決を図ろうとする姿が見えたので安心した」などの声が寄せられました。
