第11回「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の選定について

道内から3事例が選定され、うち1事例が全国グランプリ、2事例が優秀賞を受賞しました!

 今年で11回目となる、内閣官房・農林水産省が選定する「ディスカバー農山漁村の宝」に、全国496件の応募の中から、「北海道幌加内高等学校(幌加内町)」がグランプリを受賞しました。
 また「株式会社エース・クリーン(北見市)」及び「北海道積丹町におけるプルーカーボン創出プロジェクト協議会(積丹町)」が優秀賞(ビジネス・イノベーション部門)を受賞しました。

♛「ディスカバー農山漁村の宝」とは・・・
 「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例を選定し、全国への発信を通じて他地域への横展開を図るものです。 表彰は、部門別(「コミュニティ・地産地消部門」「ビジネス・イノベーション部門」「個人部門」)にグランプリ、優秀賞を決定するほか、審査員による特別賞を決定しています。

北海道幌加内高等学校(幌加内町) ♛グランプリ♛

 2002年に全国唯一の必修科目「そば」の授業を新設した町立の高校。身に付けた技術で、全道各地のイベントでのそば打ち実演や町内の小中学校・海外との交流をするほか、人口減少の課題に町長と取り組むなど地域に欠かせない存在。

幌加内高校

写真:そば打ち指導を受ける様子

株式会社エース・クリーン

 高温高圧の水蒸気で加工する「蒸煮(じょうしゃ)」という技術を活かし、未利用・低利用木材と水のみを原材料とした高い嗜好性と機能性を有した飼料を開発。
 研究機関、地方行政機関、地域木材を提供する木材業者、飼料消費者の畜産農家といった多角的な関係者とのチームにより推進。

エース・クリーン

写真:木質飼料キャトルエース

北海道積丹町におけるブルーカーボン創出プロジェクト協議会

 海の森づくりとして藻場を食べ尽くすウニを除去し海藻の畑を作り、コンブを移植。さらにウニ剥き身後の殻を用いたコンブ用施肥材を設置するなどウニと藻場の循環型再生産による持続可能な漁業を実践。
 再生藻場によるCO2吸収量はブルーカーボンクレジットとして取引を開始。

ブルーカーボン創出プロジェクト協議会

写真:藻場の再生(左:磯焼け漁場 右:再生藻場)

「北海道地区『ディスカバー農山漁村の宝』」選定結果について

趣旨

 農林水産省農村振興局は、「ディスカバー農山漁村の宝」(第11回選定)として応募のあった取り組みの中から、北海道独自の特徴ある優れた取組について、「北海道地区『ディスカバー農山漁村の宝』として選定し、広く発信することにより他地域へ横展開を図ることとしました。

選定団体

受賞者名応募部門市町村
石狩落花生研究会ビジネス・イノベーション石狩市
社会福祉法人稚内市社会福祉事業団就労継続支援B型事業所 稚内北光園コミュニティ・地産地消稚内市
江面暁人個人遠軽町

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