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Q6 なぜ有機農業では化学肥料や農薬を使わないのですか?

 化学肥料や農薬は農業の近代化や農産物の増産に多大な貢献をしてきており、今後もその役割は大きいと言えます。しかし、化学肥料の長年の投入や過剰な投入によって地下水汚染などの環境問題が顕在化してきており、また農薬の使用は農地の生態系が単純化した原因とみられており、化学肥料や農薬は長所と短所を併せ持っています。
 有機農業では、農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成された肥料、農薬の使用を避け、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り軽減した栽培管理方法を採用したほ場において生産されることを原則としており、環境への負荷を最小限に抑えた農法といえます。

【農業の自然循環機能】
 稲わらや家畜排せつ物を農地に還元することにより、①土壌の物理性が改善される、②養分として作物に吸収される、③土壌中の微生物が多様化する。このように、農業生産活動は自然界における生物を介在する物質の循環に依存するとともに、こうした循環を促進する機能を有しており、これを総称して農業の自然循環機能といいます。

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