概要
道では、本道農業の持続的な発展に向け、農地を維持するために必要となる担い手や人材の育成・確保を進めており、 今回、令和6年の新規就農者の実態を取りまとめたことに伴い、農地所有適格法人数や農業労働力の推移とあわせ、令和6年における本道農業の担い手・人材の動向について整理しました。
令和6年における本道農業の担い手・人材の動向
- 本道では、専業的で大規模な個人・団体経営体を主体とする農業経営体(31,200 経営体)が全国の1/4 を占める農地(113.8 万ha)を利用して、 農業経営を展開。
- 令和6年の新規就農者数は372 人で、5年に比べ35 人の減少。新規学卒者と新規参入者が概ね横ばいとなる一方、Uターン就農者が大きく 減少。
- 令和6年の農地所有適格法人は4,122 法人で、5年に比べ77 法人の増加。
- 令和6年の農業労働力は96 千人で、5年に比べ0.3 千人の減少。うち「常雇い」は17.5 千人で、2.3 千人の増加。
本道農業における担い手・人材のイメージ

新規就農者実態調査結果の概要
令和6年1月~12月の新規就農者数は、372人となりました。
新規就農者の内訳は、新規学卒就農者122人、Uターン就農者130人、新規参入者120人となっています。

(注)新規学卒:農家出身者で学校を卒業後直ちに、又は、卒業後に研修を経て就農した者
Uターン:農家出身者で他産業に従事した後、就農した者
新規参入:農外から新たに就農した者
新規就農者の経営形態
新規就農者の経営形態は、畑作115人(30.9%)、稲作84人(22.6%)、野菜75人(20.2%)の順に多く、うち新規参入者では、野菜54人(45.0%)、酪農22人(18.3%)、畑作14人(11.7%)の順に多くなっています。

