苫小牧東部地域へようこそ

トピックス

2024年2月  「苫東 GX HUB構想」をとりまとめました
国土交通省の委託事業(委託先:EPIコンサルティング合同会社)の調査を踏まえ、国土交通省北海道局、北海道、苫小牧市、(株)日本政策投資銀行、(株)苫東の5者は、苫東地域のカーボンニュートラル化を目指す「苫東GX HUB構想」をとりまとめました。
【概要】
・既存の太陽光発電活用に加え、大規模に再エネを導入し、自営線によって立地企業に送電する「再エネマイクログリッド」を構築することで、安価な再エネ電力を供給可能。
・余剰再エネ電力により水素・アンモニアを製造し、熱、運輸需要等に供給することで立地企業の脱炭素化とエネルギーの地産地消を実現。
・将来的にCCUSとの連携も含め、苫東地域において再エネ・水素・CCUSのインフラを包括的に提供し、新規立地を含む苫東立地企業のカーボンニュートラル化を目指す。

詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。
国土交通省開発局ウェブサイト
EPIコンサルティング合同会社ウェブサイト


2023年5月 株式会社ベンチャーウイスキー(埼玉県秩父市)が ウイスキー蒸留所を着工
グレーンウイスキーの蒸留所を建設し、2025年春からの操業を予定しています。確保する用地は6.6ヘクタールで、トウモロコシ等の原料の発酵槽や、蒸留機であるコフィースチルのほか、熟成のための貯蔵庫などを整備。年間約2,400万リットルの生産を見込んでいます。
(参考)同社が紹介されているウェブサイト・ページ  https://tanoshiiosake.jp/8360


2023年3月8日 国内保有施設で自己託送メガソーラー事業を計画(三井不動産ニュースリリース)
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区)は、苫東地域など国内計7か所でメガソーラー事業用地を取得したことを公表しました。23年末頃から順次稼働し、約2,300万kwh/年の発電量が確保される予定です。
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2023/0308/


2023年1月28日 苫小牧港東港区で、新たな岸壁の着工式が行われました。
東港区の周文(しゅぶん)埠頭の南側で、2つ目の岸壁(長さ270m、水深9m、耐震強化岸壁)が着工、2027年度完成予定です(国の「複合一貫輸送ターミナル整備事業」)。
現在、周文埠頭では、秋田・新潟、敦賀を結ぶ2航路のフェリー(農水産品や軽工業品等を移出)と、砂利などを運ぶ貨物船が共用で発着し、貨物の積み下ろし時間が限られる状況もみられます。
新岸壁の整備によりフェリーダイヤの柔軟な設定が可能となるほか、災害時の物資や避難者の輸送の利用も期待されます。


2022年10月 太陽光発電PPA事業の導入
 苫東地域に立地する株式会社ダイナックスは10月26日に自然電力株式会社と太陽光発電システム 第三者所有モデル(PPA:Power Purchase Agreement(電力購入契約)モデル)に関する契約を締結しました。
 株式会社ダイナックスは、2050年カーボンニュートラル達成に向けた活動を進めており、省エネ、再エネおよび創エネへの取組を推進されています。
 本事業は、その一環として自然電力株式会社が株式会社苫東の所有地に道内最大級となる自家消費型メガソーラー(大規模太陽光発電設備)を建設し、そこで発電された全量の電気を自家消費することで省CO2、省エネルギーに寄与します。
 詳しくは、株式会社ダイナックスのウェブサイトを参照願います。
https://www.dynax-j.com/ja/news/2022/

苫小牧東部地域

苫小牧市、厚真町、安平町の1市2町にまたがる「苫小牧東部地域(苫東地域)」は、地域内を高規格道路が横断、苫小牧港東港区を擁し、新千歳空港に近接するなど陸海空すべてのアクセスに優れた産業地域です。

苫小牧東部地域

ダブルポートで世界を結ぶ

国内最大級の工業基地

苫東地域は、産業機能等が集積する道央地域に位置する総面積10,700haの広大な産業拠点です。

位置図

良好なアクセス

新千歳空港、苫小牧港、高規格幹線道路、鉄道などの陸・海・空の優れた交通条件、自然環境や気象条件に恵まれています。

空港 新千歳空港へ17km
港湾 苫小牧港東港区に隣接、西港区へ10km 
道路 国道234号に隣接。地域内に国道235号が貫通
地域内に日高自動車道ICが3箇所。(苫小牧東ICへは8km)
鉄道 JR苫小牧駅へ9km、JR沼ノ端駅へ5km
フェリー 苫小牧港東港区から、秋田・新潟航路(週6便)、敦賀航路(週7便)

エネルギー関連施設が集積

苫東地域及びその周辺には、石炭火力発電所、メガソーラー、バイオマス発電所が集積しています。
また、トリジェネレーションシステム(熱、電気、CO2を利用)を採用した植物工場など関連施設の立地も進んでいます。

苫小牧エリアでは、CCS(CO2の回収・貯蔵)実証試験が行われるなど、カーボンニュートラルに向けた取組が進められています。
今後は、当エリアの複数の地点をつなぐ「ハブ&クラスター型CCUS(CO2の回収・有効活用・貯蔵)事業」※を2030年度までに立ち上げることを視野に、民間事業者により様々な調査・検討が行われる予定です。

※地域の多くのCO2排出源をカバーし、そのCO2を有効活用して、社会としての排出をより多く縮減する事業

自然との共生

苫東地域全体の面積の約3割に当たる3,200haが緑地です。
「自然との共生」は開発の基本理念のひとつであり、樹林地、湖沼群、河川敷地を骨格的な緑地と位置付けるとともに、地域内に適正規模の緑地、公園を分散配置しています。
なお、苫小牧市は、気温が25℃以上や氷点下10℃以下になる日は少なく、北海道の中でも少雪で、過ごしやすい気候です。

分譲のご案内

事業主体 (株)苫東
工業団地面積 10,700ha
分譲価格 9,000~15,500円/㎡
リース制度 有:応相談
現況 工業専用地域、工業地域
地質・地盤 地質:第2種 主として第4紀沖積層と洪積層
N値:50
杭打可能地盤までの深さ:15~20m
用水 工業用水:北海道企業局が給水
 苫東第一 20円/㎥、100,000t/日
 苫東第二 20円/㎥、100,000t/日
上水道:苫小牧市及び厚真町の上水道が利用できます
排水 排水条件:B種 雨水・汚水分流式
当面は立地企業による自家処理後、汚水管へ放流していただきます
電力 南早来変電所及び柏原変電所が地域内に立地
高圧線 6,600V、特別高圧線 66,000V
インターネット 光(臨空柏原地区、臨海臨港地区、臨海東地区)

苫小牧東部地域案内図
立地企業の状況
暮らし、住まい、人材、スポット

開発のあゆみ

苫東地域の開発は、1970年に閣議決定された「第3期北海道総合開発計画」において、北海道における工業生産の飛躍的拡大と産業構造の高度化を推進するための重要施策として位置付けられました。

翌1971年8月には「苫小牧東部大規模工業基地開発基本計画」が策定され、我が国経済の発展を支える鉄鋼や石油精製など重厚長大な工業基地の開発推進を図ることとなりました。

しかし、1973年のオイルショックや産業構造など、社会経済情勢の変化により計画の見直しが必要となったことから、1995年8月には、地域の特性を活かし、国際化、情報化等に対応した多機能複合型の開発を目指す「苫小牧東部開発新計画」が策定され、2020年代における開発構想が示されました。

現在、1999年に設立された㈱苫東が、用地の取得、造成、分譲、管理等を行っており、「苫小牧東部開発新計画」及び、その段階計画である「苫小牧東部開発新計画の進め方について【第3期】」に基づき、国土交通省北海道局、苫小牧市、厚真町、安平町、苫小牧港管理組合、(株)苫東、苫小牧港開発(株)、日本政策投資銀行、道など関係機関が連携して、企業誘致や公的プロジェクトの推進に取り組んでいます。

1970年7月 「第3期北海道総合開発計画」閣議決定
1971年8月 北海道開発審議会で「苫小牧東部大規模工業基地開発基本計画」を了承
1972年7月 苫小牧東部開発株式会社設立
1980年10月 苫小牧港東港区供用開始
1995年8月 北海道開発審議会で「苫小牧東部開発新計画」を了承
1998年12月 苫小牧東部開発株式会社の清算及び新会社の設立について閣議了解
1999年7月 株式会社苫東設立
2005年3月 道道静川美沢線全線開通
2007年6月 つた森山林隣接地において「第58回全国植樹祭」開催
2008年8月 苫小牧港東港区へ国際コンテナターミナル移転
2012年12月 道道上厚真苫小牧線開通

苫小牧東部開発連絡協議会

苫東地域の円滑な開発のため活動を行っています。

見る知る「苫東視察見学会」

立地企業の人材確保や地域への理解を深めるため、2014年度から地元の工業高等専門学校及び高等学校の学生を対象に視察見学会を実施しています。

苫東インダストリアルパークフォトコンテスト

(株)苫東では、豊かな自然を持つ苫東地域ならではの作品(写真)を募集しています。※2023年度事業は終了しました

計画等

各種リンク

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