北海道におけるデータセンターの立地環境
北海道は、データセンターの省エネ化やカーボンニュートラルに大きく貢献する冷涼な気候や豊富な再生可能エネルギーといった立地優位性があるほか、東アジアにおいて北米や欧州から地理的に近接しており、今後、国際的な光海底ケーブルの陸揚げにも期待される地域です。
これらの立地優位性を活かし、国内外からのデータセンターの誘致に積極的に取り組んでいます。
データセンターに関する北海道の立地優位性
1. 豊富な再生可能エネルギーの活用
再生可能エネルギーの導入ポテンシャルは、全国で上位を占めています。特に、風力発電は全国1位のポテンシャルがあります。
石狩市では、100%再生可能エネルギーによる電源供給ができる仕組みが開始予定です。
2. 冷涼な気候による空調電力の削減
外気によるフリークーリングと雪冷房を活用した場合、東京における一般的な空調と比べ、空調の消費電力と二酸化炭素排出量を約90%削減することができます。
3. 広大で安価な土地の提供
北海道には、電力や通信状況を踏まえ、データセンターに適した工業団地などの用地が多数あります。
4. 北米・欧州との地理的近接性
東アジアにおいて、地理的に北米や欧州から最も近接しており、今後、国際的な光海底ケーブルの陸揚げが期待されています。
北海道内の状況・誘致に向けた取組
1. データセンターの立地状況
これまで、全道で45箇所のデータセンターが立地(R7.6月時点 北海道調べ)しており、最近は、北海道の冷涼な気候や雪氷、再エネを活用した省エネルギー型データセンターの立地が進展しています。
2. データセンター誘致の主な取組
北海道内でデータセンターを設置する際には、助成制度を活用することができます。
詳細は以下のページをご覧ください。