建築技術科の訓練状況をご紹介します。
10月
1年、2年「10月」
1年生と2年生合同での模擬家屋施工実習は順調に進んでいます。
建て方、床組みが無事に済んだところで、2年生は4週間のインターンシップに入りました。
現場で揉まれることで、一段と頼もしくなって帰ってくることを期待しています。
1年生はその間、先行して模擬家屋の内部造作をおこなっていきます。

建設業協会様のご厚意で、今年も現場見学会にご招待いただきました。
普段立ち入ることのできない大規模の建設現場や、めずらしい超大型の建設機械に
一同目を輝かせながら見学している様子で、貴重な体験となりました。
関係者の皆様に感謝申し上げます。

2年技能五輪全国大会組「10月」
第64回技能五輪全国大会が10月18日、19日の2日間、愛知県国際展示場にて開催されました。
当科の2年生2名が北海道代表として出場し、そのうち吉川君(写真右)が敢闘賞をいただきました。
道立技術専門学院生としては、建築大工職種では実に13年ぶりの受賞となりました。
2名とも今回の素晴らしい経験を誇りに、これからも邁進してほしいと思います。

8、9月
1年「8、9月」
夏休み明けから、1年生と2年生の合同で模擬家屋の製作に入っています。
1年生は、柱や土台、梁といった構造体の墨付け切り込みを進めながら、
丸のこや足場、フルハーネス型安全帯に関する安全特別教育も実施しました。
これにより、安全に対しての意識が一層強くなったと思います。

2年「8、9月」
2年生は、1年ぶり2度目の在来工法の模擬家屋製作となります。
忘れていた作業も徐々に思い出し、どんどん進めていく姿は頼もしくありました。
10月に入ったら模擬家屋の建込み、インターンシップと更に忙しくなります。

技能五輪全国大会へ出場する2年生2名は別メニューとなっています。
9月27、28日の2日間、旭川建築高等職業訓練校で全国大会へ向けた勉強会が行われました。
北海道代表選手達が一同に集い、競技課題に対する理解を深め合いました。
大会本番までとうとう1ヶ月を切り、毎日の練習も更に熱を帯びています。

7月
1年「7月」
1か月半に渡る仕口・継手の実習も7月17日の確認試験をもって完了しました。
途中夏休みを挟みますが、いよいよ今年度の模擬家屋の製作に入っていきます。
まずは構造体の墨付けに必要な道具の作成を行っています。
40℃に迫る暑い帯広の夏ですが、熱中症に気をつけながら訓練に励んでいます。

2年「7月」
ツーバイフォー工法の模擬家屋は無事完成し、夏休み明けの解体を待つだけとなりました。
今回は模擬家屋のほかにも、展示用にツーバイフォー工法1/4スケールの模型を製作しました。
学院に訪れた方にもご覧いただけるよう、実習棟のホールに展示していますので、
実習の成果物を見にぜひ帯広学院へお越し下さい。

6月
1年「6月」
6月から、本格的に工作実習が始まりました。
住宅の骨組みとなる木材をつなぎ合わせるための技術である「仕口・継手」を学んでいます。
すべての墨付けと切込みを覚えるのは大変ですが、基礎技術なのでじっくり取り組んでいます。
初めはおぼつかなかったのこぎりの扱いもどんどん上達しています。

2年「6月」
5月にCADで作図した図面をもとに、ツーバイフォー工法の模擬家屋を製作しています。
部材の接合はほぼほぼ釘なので、毎日釘を打ち込む音が実習場内に響いています。
電動工具の扱いにも慣れてきて、インターンシップや就職へ向けた準備も進んでいます。

今年の10月に行われる技能五輪全国大会に出場する2年生2名は、別メニューとなっています。
今年度の課題発表はまだですが、例年どおり非常に難しいことが予想されるため、
過去の全国大会の課題に挑戦して技術の底上げを図っています。
7月には今年度の課題が発表される予定なので、そこから本格的な練習が始まります。

4月、5月
1年「4月、5月」
4月17日の入学から一ヶ月が経ち、学院生活にもだんだんと慣れてきました。
4・5月の実習では、これから長く使うことになる“のみ”や“かんな”といった道具を仕込みました。
2年生も交えたかんなの薄削り大会で、自分の研いだ刃物の切れ味を試します。
6月からは仕口・継手の工作実習に進みます。

2年「4月、5月」
2年生に進級し、徐々に先輩としての責任感が増してきました。
4月は、前年度に建てた模擬家屋の解体を行いました。
5月は手書きの設計製図の実習と、パソコンを使ってのCAD図面作成の実習を行っています。
次の工程で建てるツーバイフォー工法の模擬家屋の設計図を描いて、施工への理解を深めています。

