ホストタウンのご紹介

ホストタウンとは、自治体と「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」に参加する国・地域の住民等がスポーツ、文化、経済などの多様な分野で交流することを通じて、地域の活性化等に活かし、東京大会を超えた末永い交流を実現することを目的とした取組です。

東京2020大会期間中に参加国・地域の選手団が訪問した市町のご紹介

道内では22の市町がホストタウンに登録しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により合宿受入れや住民との直接の交流が叶わなかった市町が多くありました。
ここでは、東京大会時に参加国・地域の選手団が訪問した市町についてご紹介します。

ホストタウンの推進について(首相官邸ウェブサイト)

札幌市

ウクライナ

合宿・交流事業の概要
  • ウクライナ男子ゴールボールチームの合宿を8月10日から受け入れ、9日間にわたり10人の選手・スタッフが札幌市に滞在し、手稲区体育館及び厚別公園競技場において練習を実施しました。
  • 到着日にはウクライナ選手団に対して歓迎セレモニーを実施したほか、事前にオンラインなどで交流を行っていた札幌開成中等教育学校の生徒が作成したメッセージ入りうちわなどを贈り、選手団を歓迎しました。
  • 8月14日・15日には東海大学札幌キャンパス第一体育館にて日本代表チームとの親善試合を開催。14日の親善試合後に実施した壮行会ではメディアからのインタビューも行いました。試合及び壮行会の様子は日本ゴールボール協会のYou tubeチャンネルからオンラインにてライブ配信されました。
  • パラリンピック競技大会本番と同様の環境で練習が行えるよう、本番会場で使用する床材であるタラフレックスを手稲区体育館へ敷設し、合宿期間中の練習をサポートしました。
ウクライナ男子ゴールボールチーム
食事のおもてなし
東海大学札幌キャンパス第一体育館にて日本代表チームとの親善試合での様子
厚別公園競技場での練習の様子

カナダ

合宿・交流事業の概要
  • カナダ女子ゴールボールチームの合宿を8月11日から受け入れ、11日間にわたり10人の選手・スタッフが札幌市に滞在し、札幌市南区体育館及び厚別公園競技場において練習を実施しました。
  • 到着日にはカナダ選手団に対して歓迎セレモニーを実施したほか、事前にオンラインなどで交流を行っていた北海道武蔵女子短期大学の学生が作成したメッセージカードなどを贈り、選手団を歓迎しました。
  • 8月14日・15日には日本代表チームとの親善試合を開催。15日の親善試合後に実施した壮行会ではメディアからのインタビューも行いました。試合及び壮行会の様子は日本ゴールボール協会のYou tubeチャンネルからオンラインにてライブ配信されました。
  • パラリンピック競技大会本番と同様の環境で練習が行えるよう、本番会場で使用する床材であるタラフレックスを南区体育館へ敷設するとともに、練習に必要なトレーニング機材を手配し、合宿期間中の練習をサポートしました。
カナダ女子ゴールボールチーム1
日本代表チームとの親善試合の様子
カナダ女子ゴールボールチーム2
カナダ女子ゴールボールチームへ着物でおもてなし

函館市

カナダ

合宿・交流事業の概要
  • カナダバドミントン競技の事前合宿を7月12日から19日まで受け入れ(函館市滞在は13日から)、函館アリーナにて8名の選手が練習に励みました。
  • 空港でのお出迎えを実施したほか、ホテルには函館・ハリファックス協会の会員からのウェルカムメッセージ等を設置。最終日にはお見送りをして激励の応援メッセージを伝える等、コロナ禍という限られた中で可能な限りのおもてなしを行いました。
  • 選手等から市民に向けたメッセージや、練習風景などを函館市のサイトで配信しました。
カナダバドミントン競技選手団

北見市

エクアドル

合宿・交流事業の概要
  • エクアドル共和国陸上競技の合宿を受け入れ、7月25日から6日間にわたり8人の選手、7月26日から5日間にわたり11人の選手、合計19人の選手が東陵公園陸上競技場及びスカイポート北見において練習に励みました。7月28日にはメディア公開練習を実施、Facebookにて日々の練習風景が投稿されました。
  • ホテル内の食事は栄養士から受けたレシピのもとアレンジした料理を提供し、選手に好評でした。
  • 最終日にはバスで出発する選手らに対し、市の職員及び市民が寄せ書きをプレゼントし、横断幕や手旗を振ってお見送りしました。
  • 大会終了後に選手村に滞在中の選手らと、市内高校の陸上競技競歩選手とのオンライン交流を実施し、双方にとってとても素晴らしい機会となりました。
エクアドル共和国陸上競技選手団
東陵公園陸上競技場での練習の様子
市内のトレーニングの様子
市の職員及び市民が寄せ書きをプレゼントの様子

恵庭市

グアテマラ

合宿・交流事業の概要
  • グアテマラ競歩競技の事前合宿を7月23日から受け入れ、9日間にわたり6名の選手と4名のコーチ等が市内の島松川沿いの管理道路及び西4線排水機場付近で大会に向けて調整を行いました。練習場所付近では、住民等が遠くから選手たちに声援を送り、選手団はそれに応える様子も見受けられました。
  • 市民ボランティアと共に、滞在先ホテルに折り紙、書道、手芸、浴衣等の日本文化を感じられるものの展示と飾り付けを行いました。合宿期間中、選手は七夕の短冊に願いを書いたり、浴衣を着てみたりと日本文化を楽しみました。
  • 食事はグアテマラオリンピック委員会からのリクエストに従い、基本的に栄養バランスに気を付けた食事としました。さらに、グアテマラの料理に近づけて調理してもらうようにレストランと調整し、選手のコンディション作りに配慮しました。選手からは「とてもおいしい料理だった。ありがとう」といったメッセージがレストラン側に届けられ、レストラン側からも選手団へ激励メッセージが届けられる等の交流が行われました。
  • 事後交流会を8月7日に実施し、市民、市関係者等145名が参加しました。恵庭市に拠点を置く郷土芸能グループによる演舞、選手たちへのインタビュー、日本とグアテマラとの違い等をテーマに交流を行いました。
グアテマラ競歩競技選手団
事後交流会の様子1
事後交流会の様子2
事後交流会の様子3

壮瞥町

フィンランド

合宿・交流事業の概要
  • 事前合宿として、フィンランド共和国の競歩チーム選手3名、コーチ・スタッフ4名を7月19日~7月31日まで受け入れました。トレーニングについては、地域交流センター周辺の町道及び洞爺湖畔の遊歩道で実施しました。
  • 7月20日町長・議長・副町長・教育長等が出席して歓迎式典を屋外で、7月30日には議長・教育長等が出席して壮行会を実施しました。両式典とも役場職員がフィンランド国旗を掲げて出迎え、報道にも取り上げられました。
  • 選手、スタッフの宿泊先は1棟貸し切りで、全員個室で対応し施設内や敷地内でリラックスして過ごせる環境を提供しました。
  • フィンランドチームは、プレイブックやマニュアルを十分理解し遵守する等、国を代表する選手としての振る舞いはとても立派でした。
フィンランド共和国の競歩チーム選手
トレーニングの様子
歓迎式典の様子1
歓迎式典の様子2

日高町

ウズベキスタン

合宿・交流事業の概要
  • 東京オリンピック後、ウズベキスタン近代五種競技の選手団4名(選手2名、役員2名)を8月9日から12日までの4日間にて受け入れ、ホストタウンとして事後交流会を実施しました。
  • 9日は移動日としてオリンピックでの疲れを癒やしてもらうため温泉へ宿泊してもらい、初めての温泉に選手団は感激している様子でした。
  • 10日は日高町役場へ表敬訪問し、町長、副町長、町職員とオリンピック出場結果や選手村での過ごし方等を懇談し、お土産品として、扇子、風鈴、箸を日高町より贈り、選手団からも友好の証である「ザルドゥズ」というウズベキスタンの民族衣装が贈られました。本間牧場の見学では、日本の競走馬の育成状況の説明を受け、とても興味津々にお話を聞いていました。門別競馬場の訪問では、北海道競馬を見学し、協賛競走「日高町ウズベキスタン交流特別」を行い、レース後、選手団は表彰式へプレゼンターとして参加し、とても喜んでくれました。
  • 11日はブリーダーズクラブを訪問し、競走馬の種付業務の説明を受けながら施設を見学し、郷土資料館では日高町の歴史・文化について学びました。スポーツ少年団の子どもたち50名との交流では、選手が大会で使用したフェンシングの剣、レーザー銃をみせてもらい、また、選手団と子どもたちとの近代五種競技にちなんだ「射的ラン」で対決し、会場は大いに盛り上がっていました。
  • 12日は帰国のため出発する選手団を交流事業の関係者で手を振って見送りました。
  • 交流中は日高町で日本食を堪能できるよう、寿司、天そば、すき焼き、珍味、駄菓子等を提供し、どれも選手団には大変好評で、珍味や駄菓子は選手団個人で購入し、お土産として持ち帰ってしまうほどとても気に入った様子でした。
ウズベキスタン近代五種競技の選手団
ウズベキスタン近代五種競技の選手団お食事の様子
ブリーダーズクラブを訪問の様子
スポーツ少年団の子どもたちとの交流の様子
 

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