山岳環境 -登山される皆様へ-

1.美しく豊かな北海道のやまなみを未来に引き継ぐために

近年の登山ブームによる登山者の増加に伴い、北海道の一部の山岳では、し尿やティッシュペーパーの散乱が目立つなど、環境の悪化が進んでいます。登山をされる方は、ひとりひとりがルール・マナーを守り、美しく豊かな北海道のやまなみを守りましょう。

登山の準備は入念に

本州よりも高緯度にある北海道では、2千メートル級の山でも本州の3千メートル級の山に相当する気象条件にあるといわれています。また、本州にあるような食事や寝具を提供する山小屋はありません。登山前には事前に現地の状況を把握し、十分な装備を整えるとともに、入山時には必ず入山届、登山届を提出しましょう。

自然への気くばりを

登山道を外れて歩くと、高山植物などを傷めるとともに、踏みあとが広がることで登山道周辺の崩壊を促すこととなります。山岳地域の厳しい環境では、いったん損なわれた自然はなかなか回復できません。ひとりひとりが山への思いやりの気持ちを持ちましょう。

携帯トイレを携行しましょう

道内の多くの山は、自然公園などに指定され、自然環境や風致景観の保護が図られています。山岳地域では、自然保護や立地条件などの面から、トイレの整備が行き届いていません。登山に際しては事前に用を済ませるとともに、長時間の山行には携帯トイレを携行するなどして、山岳環境の保全に心がけましょう。

ゴミを待ち帰りましょう

山岳地域では、ゴミの回収に多くの労力を要します。また、生ゴミなどを投棄すると、野生動物の生態にも悪影響を与えます。持ち込んだものはすべて持ち帰りましょう。

2.北海道が整備した避難小屋

避難小屋の設置概要

避難小屋の設置概要
公園名避難小屋名場所管理人の有無トイレの有無管理者
大雪山国立公園 旭岳石室姿見の池畔 無 ※1 北海道上川総合振興局環境生活課自然環境係 0166-46-5922
大雪山国立公園 忠別岳避難小屋忠別岳 南1.5km 北海道上川総合振興局環境生活課自然環境係 0166-46-5922
大雪山国立公園上ホロカメットク避難小屋上ホロ山 北東0.4km 無 ※2 北海道上川総合振興局環境生活課自然環境係 0166-46-5922
大雪山国立公園ヒサゴ沼避難小屋ヒサゴ沼畔北海道十勝総合振興局環境生活課自然環境係 0155-26-9028

※1. 旭岳石室は緊急時のみ使用可。
※2. 2022年6月中旬~10月下旬まで建替え工事を予定しているため、利用できません。また、野営(テント泊)もできません。
※各施設、避難小屋のため予約等はできません。

避難小屋ご利用にあたっての留意事項

北海道管理の避難小屋について

北海道が管理している大雪山国立公園ヒサゴ沼、旭岳石室、忠別岳、上ホロカメットクの避難小屋は、悪天候時等に登山者が一時避難することを目的に設置した公共施設で、不特定多数の方々に無料で解放しています。そのため、登山行程において、山中で宿泊を計画する場合は、避難小屋での宿泊は想定せず十分な装備のもと、野営指定地で野営しましょう。
なお、やむを得ず避難小屋をご利用する場合は、次のことに留意され、登山のモラルとマナーを守り、安全で快適な登山を楽しまれますようお願いいたします。

●新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「三つの密」(密閉・密集・密接)を回避する行動をお願いします。
●荷物の整理整頓を徹底し、利用者相互が譲り合って使用しましょう。
●先乗りしての場所取り行為は、絶対に行わないようにしましょう。

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