注意事項(夏)

 

 

注意事項(夏)


 

 

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国立公園・国定公園の特別保護地区や天然記念物地域では、動物や植物採取が厳に禁止されていますので、動植物を採取する場合はこの区域で行わないよう区域の確認が必要です。また、禁止区域以外でも、種類によっては採取できないものもあります(自然公園法等で指定する指定植物や希少野生動植物保護条例で指定する植物など)ので注意が必要です。
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野外にはスズメバチやヒグマなど遭遇すると生命への危険性を伴う動物やカ、ダニなどの感染症を媒介する虫、猛毒(アルカロイドなど)を含んだ植物、ウルシのような刺激毒を持った植物、猛毒を含んだキノコなどが沢山あります。また、危険な動物にあわないための知識や中毒になったときの応急手当などについて知っておきましょう。
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森はヒグマのすみかです。森に入ったらヒグマのことを気に留めましょう。
1 ヒグマにあわないために
(1)ヒグマの出没を知らせる看板がある場所への立ち入りは避けましょう。
(2)鈴を携行したり笛を吹くなど、ヒトの存在を早めにヒグマに知らせる工夫をしましょう。
(3)早朝や夕方はヒグマが活発に活動するときです。その時間帯の行動には細心の注意が必要です。
(4)ヒグマの出没が予想されるところでの、においの強い食べものは、ヒグマを引き寄せる場合がありますので、控えたほうがよいでしょう。
また、飲食後の残飯や空き缶などのゴミを捨てたり、埋めたりすると、それを得るため、危険な行動を取るようになることが知られています。
(5)冬眠明けのヒグマは、冬期に死亡したエゾシカ等を食べることもあります。山中でエゾシカ等の死体を見つけたら、近寄らずにその場を離れてください。
2 ヒグマにあったら
(1)あわてることは事故につながります。落ち着いて状況判断をしましょう。特に、走って逃げたりすると追いかけてくるので、危険です。
(2)ヒグマがこちらに気づいていないようであれば、静かに立ち去りましょう。また、距離が近い場合は、目をそらさずゆっくりと後退してください。
(3)子グマに遭遇した場合は、母グマが近くにいます。母グマは神経質ですから、驚かさないよう、すみやかにその場から離れてください。
(4)ヒグマに、ザックなど持ち物を取られたときは、あきらめましょう。
(5)それでもヒグマが接近してきたときは、クマ撃退スプレー(山岳用品店で市販)も効果があります。使い方をよく読んでおきましょう。
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※注意: 野生のヒグマとの遭遇については色々なケースがあり、これで絶対安全という対処方法はありません。山野に出かける際には細心の注意をお願いします。
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スズメバチの仲間は黒系のものを敵と見なすことが多いので、野外では黒系の服装は避けるようにしましょう。また、香水も危険です。スズメバチにあったときは、騒がず逃げないで地面に伏せ動かないようにするとかなりの確率で危険を回避できます。
それでも刺されたときは、傷口を流水でよく洗ったり、ポイズンリムーバー(アウトドアショップなどで市販)で毒を取り除き、冷やして一刻も早く病院で手当を受けてください。 bee1.jpg
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北海道にはマムシが生息しています。体色が茶系で目立たなく、不用意に岩や木に手をかけるとかまれる恐れがありますのでを触るときには確認を充分行う必要があります。
かまれたときは、一刻も早く病院で手当を受けてください。
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山野にはウルシやツタウルシなど触るとかぶれを起こす植物(刺激毒)がありますので、注意が必要です。また、エゾトリカブトやスズラン、タマゴテングダケなどの毒草や毒キノコなどがありますので十分な注意が必要です。誤食した場合は早急に吐き出し、病院で手当を受けて下さい。
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ダニ等による感染症を予防するために、山野に入る際は、長袖、長ズボン、手袋等を着用し、肌の露出を避けるよう注意してください。また、ダニ等に刺された後に体調を崩した場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
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野生動物はペットではありません。動物ウォッチングを楽しむ際には動物たちの生活を乱さない心配りが必要です。
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タンチョウのように人がエサを与えることで冬を乗り越えている生き物もいますが、それは、種の絶滅を防ぐためやむを得ない行為です。ですが、道内の観光地では、かわいいからとエサを与えた結果、キツネたちは道路に出てくるようになり、それらの中には交通事故に遭うキツネがたくさんいます。また、ハクチョウ飛来地では来訪者がエサとして塩分や糖分の多いスナック菓子などを与えていますが、本来の食性と違ったものを食べさせることは、ハクチョウのためにはよくありません。人にエサをもらうようになって病気になったり、野生でうまく生きていけなくなる動物も沢山います。
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巣立ちしたヒナや幼獣がいても、迷子だと思って安易に連れてきてはいません。
近くに巣があり、親がいるはずです。
過去に子グマが保護される事例がありました。子グマを保護したという一見、美談とも受け取られる行為ですが、保護された子グマは野生への復帰が難しくなることと、近くに親がいるはずであり非常に危険な行為、絶対にやめてください。
幼い野生動物を保護することは、結果的にその動物に不幸を招くこともあります。
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私たちが何気なく投げ捨てるゴミが思いのほか野生動物に悪い影響を与えています。ゴミはどんなものも絶対に野山に捨てないで下さい。
特に、釣りの際捨てられた釣針を飲んで死んだり、釣糸がからんで足がちぎれた水鳥もときどき見られます。釣具は凶器になるということを釣人はくれぐれもお忘れなく。
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北海道にはエキノコックスという寄生虫によって引き起こされる病気があります。これは主にキツネが媒介する病気で、排泄された糞便中の虫卵が沢水や山菜などを汚染し、人がそれを口にすることによって感染するもので、数年から十数年間潜伏した後に肝機能障害を起こします。この病気は人から人にうつることはありませんが、予防のためには、外出後手を洗うこと、キツネに触らないこと、沢水は生で飲まないこと、山菜はよく洗い火を通してから食べることなどを心がけましょう。
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植物を採取できる場所であっても、必要以上の植物採集は慎みましょう。また、土地所有者の承諾は当然必要です。
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交通量の少なさに、ついついスピードを出し過ぎて事故を起こしがちです。
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道路で動物の死体をよく見かけることがあります。これは交通事故によるもので、キツネやタヌキは都市部を一歩離れると、道内どこでも道路に出てくる危険があります。動物たちには信号も横断歩道もありません。また、道東地方ではエゾシカとの事故が多くなっています。あの大きなエゾシカに衝突すれば、人間もけがをすることもあり、車が壊れて走れなくなります。
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動物たちが出てくるのは主に夜間です。夜は十分スピードを落として走りましょう。
 
 
 
 

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