被害対策


被害対策


イ 被害対策
(ア)農業被害対策
 エゾシカは、本来、ササや草などを食べていますが、個体数の増加とともに、牧草や小麦、水稲、野菜などが食べられるなどの農業被害を発生させています。
<牧草地における被害測定試験の例>
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4月(牧草地内に試験用の進入防止柵を設置) 9月(柵の中はエゾシカの食害を受けていない)
 
 このような、農業被害の発生している地域では、エゾシカの捕獲のほか、特に被害の大きい東部地域などでは、エゾシカの侵入防止のための電気柵やネットフェンスを農地に設置しており、その長さは約2,600km(平成13年度末)にも達しています。
<エゾシカ侵入防止柵の整備状況図>
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(イ)林業被害対策
 エゾシカの増えすぎた地域では、農業被害のほか、植林した木の芽や葉が食べられたり、角こすりにより樹皮が傷つけられたり、樹皮が食べられて樹木が枯れるなどの林業被害も発生しています。
 さらに、エゾシカの好む下草が集中的に食べられてしまうため、森の生態系にも悪影響が心配されています。
<林業被害の例>
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(エゾシカによって樹皮を剥がされた天然林) (下草を食べ尽くし、樹木の葉を食べるエゾシカ)
 
 このため、農業被害対策と同様、捕獲のほか、若い造林木の食害を防止するため、エゾシカの嫌うにおいがする忌避剤を塗るなどの対策が行われています。
 特に、冬場の樹皮剥ぎなどによる被害が多い天然林では、幹に網を巻き付けたり、緊急的な対策として、甜菜(ビート)のしぼりかすなどを餌として与えることで、被害を減らす方法も試みられています。
 
(ウ)交通事故対策
 道路を横断するエゾシカが自動車と衝突したり、エゾシカを避けようとして自動車が路外に飛び出す事故が、平成13年に東部地域(網走・十勝・釧路・根室支庁管内)だけでも537件発生しており、また、その約6割が、9月から12月の間に発生しています。
 特に、事故の発生時間は夕方から夜間に集中しており、注意が必要となっています。
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 道では、エゾシカによる交通事故を防ぐため、多発する地域や時期・時間などを運手者の皆さんにお知らせしたり、事故が多発する場所に、エゾシカの立体横断施設や警戒標識などを整備するよう努めています。
 
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