野山でヒグマに出会わないために

野山でヒグマに遭わないために

北海道では野山であればどこでもヒグマに出会う可能性があり、実際にヒグマによる人身被害の多くは野山で発生しています。
山菜採りやキノコ狩り、登山などで野山に入るときは、次は「山野でヒグマに遭わないための基本ルール」を守りましょう。

登山・アウトドアでの注意事項

野山では音を出しながら歩く

ヒグマは音や匂いに敏感です。ほとんどの場合、人より先に人間の接近を知って逃げていきます。
クマ鈴などの音の出るものを身に付ける、見通しの悪いところでは手を叩いたりホイッスルを鳴らすなどして、人間の存在を知らせましょう。

一人では野山に入らず複数で行動する

おしゃべりすることなどで、一人のときよりもヒグマに人間の存在を知らせやすくなります。山ではお互いに離れないよう行動しましょう。

薄暗いときには行動しない

特にヒグマの活動が活発になる早朝や夕方、ヒグマが人に気付きにくい濃霧や雨のときには注意が必要です。

食べ物やゴミは必ず持ち帰る

匂いの強い食べ物は、ヒグマを引き寄せる場合があるので控えた方が良いでしょう。
野山に食べ物やゴミを捨てたり埋めたりすると、ヒグマがこれらを食べて味を覚えてしまいます。
味を覚えたヒグマはこれらの魅力的な食べ物を得るため、人に対して危険な行動を取るようになってしまいます。このようなヒグマをつくり出すことは、次に訪れる人を危険に陥れます。

フンや足跡を見たら引き返す

付近がヒグマの活動域であるしるしですので、速やかに引き返しましょう。

事前にヒグマの出没情報を確認する

現地のヒグマ出没状況について、出かける前に市町村や森林管理機関、所管の警察署などに確認しましょう。
出没情報のある地域や、出没を知らせる看板がある場所への立ち入りは避けましょう。

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