北オホーツク道立自然公園

[S.43. 5.15指定・3,927ha]

北オホーツク道立自然公園

MAP

北オホーツク道立自然公園

概要

北海道北部のオホーツク海に沿った公園で、クッチャロ湖・モケウニ沼などの天然湖沼が点在し、その周辺の湿原や海岸砂丘に広がるベニヤ原生花園など、広々とした北方的景観を特徴としています。また、コハクチョウなどの水鳥類の大規模な飛来地となっているクッチャロ湖は、「ラムサール条約」の登録湿地として指定されています。

地域

北オホーツク道立自然公園は、北海道北部のオホーツク海に沿って位置し、猿払村、浜頓別町、枝幸町の2町1村に所在する総面積3,927haの自然公園で、1968年(昭和43年)5月15日に指定されました。
この公園は、クッチャロ湖、モケウニ沼などの大小4つの湖沼群と、色とりどりの湿性植物などが咲き誇るベニヤ原生花園、奇岩を海に突き出した神威岬やウスタイベ千畳岩からなっています。

気候

本地域はオホーツク海型の海洋気象地帯に属し、年間を通じて低温傾向にあります。特に冬は流氷などの影響で寒さは厳しくなります。
流氷はその年によって変動がありますが、1月中旬から3月下旬頃まで接岸しており、沿岸沿いに南下するほど接岸している期間が長い傾向にあります。

自然

鳥類

この公園の湖沼群やその周辺の湿原などには、一年を通して多くの野鳥が飛来します。
なかでもクッチャロ湖には、毎年春と秋に1~2万羽ものコハクチョウが羽を休めるなど、これまでに約290種類もの野鳥が観察されています。

鳥類

植物

湿地の植物

モケウニ沼周辺に発達した高層湿原では、モウセンゴケ、ツルコケモモ、トキソウなどが小さな可憐な花を咲かせ、ワタスゲの白い綿毛が辺り一面を覆います。また、公園内の湿地や草原では、ノハナショウブやヒオウギアヤメなども数多く見られ、なかでもベニヤ原生花園に咲くノハナショウブの大群落はとても幻想的です。

湿地の植物

海岸の植物

オホーツク海沿いに形成されたベニヤ原生花園などでは、砂の移動する不安定な海浜地にハマボウフウ、ハマニガナ、ウンラン、ナミキソウ、ハマハタザオといった多くの海浜植物が花を咲かせ、海岸を彩ります。また海浜地からさらに内陸側へ行くとエゾカンゾウやエゾスカシユリ、エゾニュウなどの色彩に富んだ植物が私たちの目を楽しませてくれます。

海岸の植物

 

海岸の植物

 

海岸の植物

哺乳類

この公園には、ヒグマ、エゾシカ、キタキツネ、エゾタヌキ、エゾユキウサギ、エゾモモンガ、エゾクロテンなどたくさんのけものたちが暮らしています。近年エゾシカについては特に出没が目立ってきており、生息数が増加しているようです。

爬虫類

この公園の湖沼や河川にはアメマス、イトウ、ワカサギ、コイ、フナ、イトヨなどの魚が生息しています。なかでもイトウは北海道でも限られた場所に生息しており、希少な魚となっています。

魚類

この公園の湖沼群やその周辺の湿原などには、一年を通して多くの野鳥が飛来します。
なかでもクッチャロ湖には、毎年春と秋に1~2万羽ものコハクチョウが羽を休めるなど、これまでに約290種類もの野鳥が観察されています。

見どころ

カムイト沼

カムイト沼は、周囲2.3km、面積0.19km2で、低い丘陵地に囲まれた小さな海跡湖です。沼の東岸には木道があり、ヒオウギアヤメなどの湿生植物を見ることができます。カムイトの語源がアイヌ語で「神々の住む沼」を意味するとおり、トドマツなどの原生林に囲まれた神秘的な雰囲気のある沼です。

瓢箪沼

瓢箪沼、第二沼などからなる湖沼群で、瓢箪沼の名は大小3つの沼が瓢箪の形に並んで見えることから付けられました。

モケウニ沼

モケウニ沼、小沼、第一沼からなる湖沼群で、モケウニはアイヌ語で「枯れ木のある沼」の意味です。沼の展望地から南岸まで湿原の中を真っ直ぐに木道が続いており、ワタスゲやモウセンゴケなどの湿原を代表する植物を観賞できます。周囲に発達したミズゴケ湿原と湿性アカエゾマツ林はこの公園を代表するすばらしい景観を呈しています。

モケウニ沼

クッチャロ湖

クッチャロ湖は大沼と小沼からなる周囲27km、最大水深2.5mの汽水湖です。湖には水鳥の好物であるヒシやアマモなどの水生植物が多く、コハクチョウやガンカモ類など多くの渡り鳥が飛来することから、水鳥の重要な生息地として、平成元年にラムサール条約に登録されています。

浜頓別クッチャロ湖水鳥観察館

1995年(平成7年)にクッチャロ湖畔に建てられた水鳥観察館では、屋外に設置されたテレビカメラを自分で操作して,湖やその周辺に生息する野鳥などを見ることができます。また館内には周辺に生息する野鳥などの剥製が展示されています。

クッチャロ湖

ポン沼

ポン沼はクッチャロ湖(小沼)の北側に隣接しており、周囲3.4km、面積0.49km2、最大水深4.0mの海跡湖です。道道脇から沼を展望できるほか、周囲には遊歩道があり湖畔やトドマツなどの森林の中をぬって沼を一周することができ、原始的な雰囲気を満喫することができます。

ベニヤ原生花園

オホーツク海の海岸線沿いに広がる原生花園で、数多くの湿生植物や海浜植物が群生し北の海岸を彩ります。原生花園内には遊歩道があり周辺を散策できるほか、展望台からは原生花園を一望することができます。花の時期は主に6月から8月まで、スズラン、センダイハギ、エゾカンゾウ、ノハナショウブなど季節に応じて色とりどりの植物を楽しむことができます。この辺りの砂丘上にはわが国の低地では唯一のポドゾル土壌が分布しています。

ベニヤ原生花園

神威岬

神威岬は、標高439m斜内山を中心に切り立った奇岩がオホーツク海に迫り、昔から斜内山道と呼ばれています。山腹にはエゾムラサキツツジやガンコウランなどの高山植物が繁茂しており海沿いの岩礁にはウミウなどの海鳥、時にはオジロワシなどの猛禽類の姿を見ることができます。

神威岬

ウスタイベ千畳岩

オホーツク海に突き出した岬で、先端部には安山岩が一面に畳を敷いたように重なりあって奇観を呈していることから、ウスタイベ千畳岩と呼ばれています。ウスタイベはアイヌ語のウシタイペで「入江の林の川」を意味する説などがあり、岬周辺には先住民族の竪穴式住居群が多く分布しています。

お問合せ

北海道宗谷総合振興局 保健環境部 環境生活課
TEL 0162-33-2922

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