恵山道立自然公園

[S.36. 6. 1指定・4,116ha]

恵山道立自然公園

MAP

恵山道立自然公園MAP

概要

渡島半島の東南海岸部に位置する公園で、雄大な鐘状火山である恵山と亀田半島の最高峰である横津岳を中心に高山植物群落、太平洋と津軽海峡の波浪を受けて形成された海蝕崖や奇岩など、変化に富んだ景観を観賞できるのが特徴です。また、火山・海岸・渓谷と異なった地形にそれぞれ利用拠点となる温泉地を有し、保養・自然探勝・登山など多目的な公園利用がなされています。

地域

恵山道立自然公園は、渡島総合振興局の南東部亀田半島の函館市に点在し、面積はおよそ4,116haです。
道立自然公園に指定されたのは、1961年(昭和36年)で、国際的な観光都市である函館市街地と大沼国定公園の間に位置しています。
公園区域は、以下のように4地域に大別されます。

恵山地域

多様な高山植物や樹木に富んだ活火山として知られる恵山を中心とした地域です。

海岸地域

玄武岩や安山岩の柱状節理や海蝕崖・奇岩が連続し、独特な景観を有する海岸沿いの地域です。

森林地域

南茅部地区の川汲川、大船川沿いに渓流と森林が美しい景観を織りなしている地域です。

横津岳地域

横津岳から袴腰岳の山岳地帯で、大沼や駒ヶ岳などの雄大な展望が楽しめる地域です。

気候

本公園は、北海道の南東端に位置することから、表日本型の温暖な気候に属しています。しかし公園区域は主に海岸沿いに広がり、陸地が海岸線から急激に立ち上がっていることから、夏でも海霧が発生しやすくなっています。

見どころ

恵山

標高618mの二重式火山です。もともとあった成層火山の山頂部に、大爆発によって大きな火口原が形成されました。その火口原に安山岩質の溶岩ドームが押し出され、現在の恵山の形が作り出されました。
溶岩ドームにより地下に閉じ込められたガスが、火口原に小火口をいくつか開け、その際に飛ばされた火山岩が火口原の景観を作り出しました。
また恵山では、低標高にもかかわらず数多くの高山植物が見られます。その原因としては、
・ 火山としては比較的新しく、土壌が未発達なこと。
・ 太平洋に突出した形で位置していることから、海霧の影響が強いこと。
などが考えられます。
主なものとして、イワカガミ、ウラジロタデ、エゾイソツツジ、オオバノヨツバムグラ、オヤマリンドウ、ガンコウラン、クルマユリ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、コメバツガザクラ、サンカヨウ、ショウジョウバカマ、シラタマノキ、ハクサンチドリ、ヒメスギラン、マルバシモツケ、ミネズオウ、ヤナギラン等があります。
恵山は、恵山地区側からと、椴法華地区側双方から登ることができます。
恵山地区側からは、柏野地区から、火口原駐車場を経て、山頂に至る片道約2時間半のコースです。時間のない方は、火口原駐車場から約1時間で、恵山山頂に至ります。
椴法華地区側からは、恵山岬公園手前の看板を起点とするコースがあります。片道約2時間で山頂に至ることができます。
両コースは途中で合流しているので、片側から登り、もう一方から下山することができます。

恵山

横津岳

亀田半島最高峰の横津岳(標高1,167m)は、山頂から大沼や駒ヶ岳などの雄大な展望が楽しめます。稜線沿いには高山植物が分布しています。

横津岳.JPG

日浦岬

戸井・恵山地区の境にある岬で、安山岩の柱状節理が、顕著に見られる岬です。旧国道跡地両側の斜面全体に、この柱状節理を見ることができます。また、日浦岬灯台のたもとからは、眼下に一面の柱状節理の岩塊を見ることができます。

日浦岬柱状節理.JPG

銚子岬~獅子鼻岬

椴法華地区から南茅部地区にかけての海岸線は、美しい岩崖の続く地域です。

恵山岬

恵山岬の沖合は、風や潮流が強く、また濃霧が発生することも多く、古くから海の難所として知られ、恵山岬の灯台は船の難破を防ぐという重要な役割を担っています。

汐首岬

北海道・本州間の最短地点にある岬。青森県の大間崎までとの距離がわずか17.5kmで、津軽海峡を挟み大間の町を望むことができます。
この岬では、北海道では珍しい玄武岩の柱状節理を見ることができます。

武井の島

海岸から約150m沖合いにポツンと浮かぶ島で、対岸の「いこいの丘公園」から島の側面部にむき出しになっている安山岩の柱状節理を見ることができます。
大昔、西の海からやってきた「アワビ」と東の海からやってきた「ムイ」(アイヌ語でオオバンヒザラ貝のこと)がここで争いを起こし、戦いに敗れたムイが、ここより東にしか住まなくなったという伝説から、この名前がついています。

武井の島

サンタロナカセ

恵山地区日浦から豊浦へと続く道道では、素堀によって作られたトンネル(日浦洞門)や、サンタロナカセなどの奇岩が数多く見られます。
サンタロナカセという名前の由来は次のような伝説からきています。
『昔、「三太郎」という名の漁師がこの近くに住んでいました。ある日、同じく漁師をしていた三太郎の息子が、漁に出たまま帰らず、三太郎と息子の妻は海辺にたたずみ、ひたすらその帰りを待ち続けました。二人はそのまま岩になって立ち続けました。』
※道道は、落石のおそれがあるため、夜間に通行止めになったり、落石防止の工事のために通行止めになることもあります。
市役所等へお問い合わせの上、お出かけ下さい。

川汲公園

市により整備された川汲公園があり、フィールドアスレチックや夏のキャンプ、秋の紅葉観賞などが楽しめます。
また、この公園は南茅部地区と函館市街地の境にある台場山(491m)への登山道入口にもなっています。

大船公園

大船川中流域に、河川公園と森林公園が整備されています。

お問合せ

北海道渡島総合振興局 保健環境部 環境生活課
TEL 0138-47-9439

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