冬に除雪機による死亡事故が発生しています。2011年度から2020年度の10年間に独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)に通知された製品事故情報では、除雪機によりけがを負った事故は40件ありました。事故の被害状況をみると、40件のうち、死亡事故が25件発生しています。特に2020年度は直近の10年間で最も多く事故が通知されました。死亡事故2020年度が7件と近年では最多です。今年の冬は日本海側を中心に降雪量が平均並みか多いと予想されており、除雪機の使用機会が増加することが見込まれます。
除雪機による事故を防ぐために、注意喚起を行います。
■除雪機の気を付けるポイント
・走行する際には、転倒したり、挟まれたりしないよう、周囲の壁や障害物に十分注意する。
・デッドマンクラッチ機構などの安全機能を正しく使用する。
・雪詰まりを取り除く際は必ずエンジンを切り、エンジンや回転部の停止を確認してから行う。
また、直接手で行わず、雪かき棒を使用する。