北海道の酸性雨のページ
酸性雨って何?
「酸性雨」とは、近年における環境問題の一つで、酸性になった雨や雪が降ってくる現象です。
ある種の大気汚染物質は、酸として雨や雲、雪や霧に取り込まれます。そのほかにも、酸は大気中にガスや粒子として存在し、そのまま植物や地面に付着します。
一般的には、これらの現象を「酸性雨」と呼びます
どんな問題が起きているの?
北海道では、明らかな被害の報告はありません。一般的には、植物が枯れたり、魚が少なくなったり、像や建物が溶け出したりすると言われています。
どんな対策をしているの?
環境省からの委託を受け、「越境大気汚染・酸性雨長期モニタリング計画」に基づく調査に参加しているほか、北海道では、酸性雨の影響を受けやすいと考えられる日本海側の湖沼において調査を行い、酸性雨などの状況の把握に努めています。
酸性雨についてもっと詳しく調べてみよう!
・. 北海道立総合研究機構環境科学研究センターの酸性雨のページへ(北海道における降水の酸性化の状況などを紹介しています。)
・ (財)日本環境衛生センター アジア大気汚染研究センターのページへ
わたしたちにできることは?
雨や雪などを酸性化させる大気汚染物質には、硫黄酸化物や窒素酸化物などがありますが、これらは私たちの日常生活において必要な石油などの化石燃料を燃やすことで発生します。
つまり、石油などの資源やエネルギーの無駄遣いをなくすことで、酸性雨の原因を少なくすることができるのです。また、資源やエネルギーの無駄遣いをなくすことは、もう一つ重要な環境問題である「地球温暖化」の防止にも役立ちます。