令和5年9月末の特殊詐欺認知状況

1 件数は115件減少、被害額は約6億6,000万円減少(前年同月比)

 令和5年9月末における特殊詐欺の被害状況は、認知件数が120件で前年に比べ115件減少(-48.9%)し、被害額が約2億7,600万円で約6億6,000万円減少(-70.4%)しています。被害者の75%が高齢者(65歳以上)です。

2 令和5年9月中に認知した主な事件

⑴ 警察官がたりのキャッシュカード詐欺盗

 被害者(80歳代女性)は、自宅固定電話に警察官をかたる女から、「西警察署です。近所で事件があり、すごい額になっている。」「キャッシュカードの番号を変える手続きをしなければならない。」などと電話を受け、後刻、被害者宅に訪れた警察官をかたる男にキャッシュカード3枚を手渡したところ、キャッシュカードを男が用意した封筒に入れて保管するよう言われた後、被害者の隙を見て別の封筒とすり替えられてキャッシュカードを盗まれ、口座から現金140万8,000円が引き出されていた。

⑵ 投資名目の金融商品詐欺

 被害者(40歳代男性)は、SNSを通して知り合った者から、再生資源購入の投資について、「購入方法を教えてあげます。」などと誘われ、同人からの指示で投資サイトに会員登録を行い、指定された口座へ現金を振り込んだところ、同サイト上では利益が出ているように表示がされたため、更に複数回にわたり、現金合計約2,100万円を振り込みだまし取られた。

3 少しでも「変だな」と思ったり、不安を感じたら警察相談電話「♯9110」

 9月中、SNS上の広告等から投資名目で現金をだまし取られてしまう金融商品詐欺の被害が複数確認されています。「投資で絶対に儲かるなどといううまい話はないこと」「SNS上で見知らぬ者から投資話を持ちかけられた際には詐欺を疑うこと」について注意し、お金を払う前に警察相談電話「♯9110」に連絡してください。
 
 

4 道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
 また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。

5 家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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