令和4年10月末の特殊詐欺認知状況

1 件数・被害額が増加(前年同月比)

 令和4年10月末までにおける特殊詐欺の被害状況は、認知件数が253件で前年に比べ146件増加(+136.4%)し、被害額が約11億3,800万円で約9億1,800万円増加(+417.7%)しています。さらに、被害者の84.1%が高齢者(65歳以上)です。

2 令和4年10月中に認知した主な事件

⑴ 送付型による高齢者施設入居権にかかる架空料金請求詐欺

 被害者(70歳代女性)は、不動産会社社員を名乗る男から「あなたは老人ホームの入居権を持っている。入居したい人に譲って欲しい。」との詐欺電話を受け、名義を貸すことを了承したが、その後、弁護士を名乗る男から「名義貸しは犯罪。資産を裁判所に預ける必要がある。」などと十数回にわたり、現金を送付するよう迫られ、計1億5,000万円を宅配便で送付し、だまし取られた。

⑵ 息子をかたるオレオレ詐欺

 被害者(80歳代女性)は、医師を名乗る男から「息子さんが喉の調子が悪く病院で受診している。」との電話を受けた後、息子を名乗る男から「財布を落として会社のお金を引き出せないので用意して欲しい。」との詐欺電話を受け、自宅に訪れた息子の関係者を装った男に現金約700万円を手渡し、だまし取られた。

3 少しでも「変だな」と思ったり、不安を感じたら警察相談電話「♯9110」

 宅配便で現金を送付させる架空料金請求詐欺が多く発生しています。宅配便で現金を送ることはできません。『宅配便で現金を送れ』は詐欺です。絶対に送ってはいけません。突然の電話でお金の話が出たら、相手が誰であっても、一度電話を切り、警察相談電話「♯9110」に連絡してください。

4 家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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