令和7年(2025年) 特殊詐欺事件発生状況
特殊詐欺の認知件数と被害総額(令和7年10月末)
| 令和7年(2025年) | 令和6年(2024年) | 増減 | |
|---|---|---|---|
| 1月 | 45 | 3 | 42 |
| 2月 | 30 | 5 | 25 |
| 3月 | 45 | 6 | 39 |
| 4月 | 38 | 7 | 31 |
| 5月 | 36 | 17 | 19 |
| 6月 | 25 | 20 | 5 |
| 7月 | 35 | 18 | 17 |
| 8月 | 33 | 20 | 13 |
| 9月 | 30 | 22 | 8 |
| 10月 | 34 | 26 | 8 |
| 累計 | 351 | 144 | 207 |
| 年間合計(1~12月) | 197 |
| 令和7年(2025年) | 令和6年(2024年) | 増減 | |
|---|---|---|---|
| 1月 | 75,862,000 | 1,528,213 | 77,333,787 |
| 2月 | 44,669,490 | 6,641,912 | 38,027,578 |
| 3月 | 112,879,962 | 17,301,256 | 95,578,706 |
| 4月 | 121,030,543 | 28,743,328 | 92,287,215 |
| 5月 | 192,479,871 | 84,067,472 | 108,412,399 |
| 6月 | 105,166,299 | 54,985,411 | 50,180,888 |
| 7月 | 501,424,195 | 30,040,938 | 471,383,257 |
| 8月 | 130,084,577 | 122,397,456 | 7,687,121 |
| 9月 | 434,287,443 | 65,480,916 | 368,806,527 |
| 10月 | 72,361,053 | 155,220,832 | ▲82,859,779 |
| 累計 | 1,790,245,433 | 566,407,734 | 1,223,837,699 |
| 年間合計(1~12月) | 762,176,888 |
令和7年10月中に認知した主な事件
(1)架空料金請求詐欺による高額被害
本年8月中、被害者(岩見沢市内居住、80歳代男性)に、金融庁職員を名乗る者から「過去に投資をした金額に利益が出ている。」などとメールが届き、その後、暗号資産仲介業者を名乗る者から「利益に応じた税金を支払わなければ、利益額を引き出せない。」などと電話で指示を受け、現金1,000万円相当の暗号資産を指定されたアドレスに送信してだまし取られた。
(2)警察官をかたり金地金を搾取する特殊詐欺被害
本年9月中、被害者(札幌市西区居住、80歳代男性)は、携帯電話に警察官を名乗る男から「あなたの口座がマネロンに使われています。」などと電話があり、その後、検察官を名乗る者と電話でやり取りをする中で「無実を証明するために全財産を調べなければならない。金融庁と合同で捜査しています。金を購入してもらいます。」などと指示を受け、金地金を購入し、同年9月29日から10月26日まで3回にわたり、合計3.5キログラム(時価合計7,220万円相当)の金地金を自宅前に置き、何者かに持ち去られた。
被害防止のポイント
○「ニセ警察詐欺」の手口は、大半が電話からLINEに誘導され、ビデオ通話で偽の警察手帳や偽の逮捕状を見せられた後に現金を要求されるのが一連となっておりますので、以下の4点について十分留意してください。
⇒警察はLINEで連絡することはありません。
⇒警察が捜査名目でお金を要求することはありません。
⇒警察が逮捕状や警察手帳の画像を送ることはありません。
⇒警察官が金地金の購入等を指示したり、購入した金地金や現金を置くように指示することは絶対にありません。
○警察官を名乗る者から電話で「あなたに逮捕状が出ている」「現金を確認する」などと言われた場合は、いったん電話を切って、最寄りの警察署又は#9110(警察相談ダイヤル)に相談してください。
○キャッシュカードは、絶対に他人に渡さないでください。
○暗証番号は、絶対に他人に教えないでください。
北海道警察ホームページ・北海道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」・各種報道などから、特殊詐欺の手口や対策について情報を得ていただくとともに、警察官や行政機関を名乗る者から電話でお金を要求されたり、SNSで連絡を取るよう言われたときは詐欺ですので、すぐに電話を切って最寄りの警察署又は ♯9110 に相談してください。
※特殊詐欺被害者の年齢層は、高齢者(65歳以上)の割合が62.6%(R6:約39%、R5:約73%)となっており、9月末時点で、被害者の半数以上が高齢者の方となっています。
※特殊詐欺の認知件数・被害額について、最も多いのは「オレオレ詐欺」ですが、次点で多い「預貯金詐欺」の被害者は、全て65歳以上の高齢者となっています。
「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。
詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。
道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!
被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。
家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう
道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。
ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。
