『子どもの安全を見守る運動』とは・・・?
「子どもの安全を見守る運動」は、全国で下校途中の児童が連れさられ殺害されるという凶悪な事件が相次いで発生したほか、当時、道内でも子どもに対する声かけ事案が増加していたことから、平成18年7月から児童等の安全確保を図るため、実施している取組です。
どのような取組?
○「子どもの安全を見守る運動」のポスターやステッカーを掲示し、子どもたちの安全に対する大人の注意喚起を促すとともに、不審な状況を見逃さないといった防犯意識の呼び掛け
○被害児童や迷い子、けが人等を発見したときの通報や、助けを求められたときの保護の実施
○事故や事件、犯罪等を発見したときの通報
○不審者や不審物、不審車両と思われるものを発見したときの通報
○その他、子どもの安全確保のための協力
子どもが助けを求めてきた場合の対応(例)
子供が助けを求めてきたら、子どもを安全な場所に保護して、不審者から危害を加えられないようにしてください。
倒れていたり、血を流すなどケガをしている子どもを見かけたら、直ちに119番通報してください。
※助けを求めることができない子どももいます。
①まず自分が落ち着く
話を聞く側が慌てたり興奮したりしないよう、まず自分が落ち着いて子どもの話を聞いてあげましょう。
②子どもを落ち着かせる
「もう大丈夫。」などと優しく声をかけて、子どもを落ち着かせてあげることが大切です。
③子どもから話を聞く
○子どもから聞き取る内容
何があったのか? ⇒ 連れ去り、わいせつ、声掛け、つきまとい など
いつ? ⇒ ○時○分頃(今からどのくらい前)
どこで? ⇒ 近くの目標となる建物など
不審者の状況 ⇒ 性別、年齢、身長、体格、服装、その他の特徴(メガネ、ヒゲ、帽子 など)
不審車両 ⇒ 自動車(ナンバー、色、車種 など)・自転車(色、特徴 など)
逃走方向 ⇒ 逃走方向、手段
子どもの身元 ⇒ 住所、氏名、電話番号、学校名、学年
④110番通報する
○「子どもの見守り運動中に不審者の情報があったので通報します。」ということと、あなたの氏名を伝えてください。
○ 次に、聞き取った内容を順序よく話してください。
⑤警察が到着するまで待つ
○110番通報により、現場近くにいるパトカーや警察官が駆けつけますので、子どもを待たせてください。
○警察官が到着したら、事情を説明してください。
留意すべき事項
○子どものプライバシーを尊重し、秘密を守る。
○子どもの立場に立った思いやりのある対応を心がける。
○自分で犯人(不審者)に立ち向かおうなどという無理な行動をは、決してしないようにする。
「子ども110番の家」について
「子ども110番の家」とは、通学路周辺などの店舗や家庭が、「つきまとい」や「声かけ」等、不安を抱かせる行為を受けた子どもの緊急避難先としてステッカー等を掲示し、子どもが避難してきた場合、子どもを保護し、警察への連絡等の措置を講ずることにより、犯罪被害の未然防止を図る取組です。
「子ども110番の家」の実施主体
実施主体は、市町村や学校、自治会など地域によって異なり、取組状況も様々です。
詳細は、お住まいの市町村などにお問い合わせください。
道の取組状況など
道では、関係機関・団体に対して、「子ども110番の家」の新たな設置・拡充の働きかけのほか、各種情報提供や北海道警察等と連携した緊急時の駆け込み訓練等の支援を行っております。