令和7年(2025年)7月末の特殊詐欺事件発生状況

令和7年(2025年) 特殊詐欺事件発生状況

特殊詐欺の認知件数と被害総額(令和7年7月末)

認知件数(単位:件)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月45342
2月30525
3月   45639
4月38731
5月361719
6月25205
7月351817
累計25476178
  
年間合計(1~12月)197
被害総額(単位:円)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月75,862,0001,528,21377,333,787
2月44,669,4906,641,91238,027,578
3月  112,879,96217,301,25695,578,706
4月121,030,54328,743,32892,287,215
5月192,479,87184,067,472108,412,399
6月105,166,29954,985,41150,180,888
7月501,424,19530,040,938471,383,257
累計1,153,512,360223,308,530930,203,830
 
年間合計(1~12月)762,176,888

令和7年7月中に認知した主な事件

(1)ニセ警察詐欺

 被害者(オホーツク総合振興局管内居住、80歳代女性)の自宅固定電話に、捜査機関関係者を名乗る者などから電話があり、「事件の犯人があなたから口座を買ったと言っている。捜査のためお金を調べる。」「新しい口座を作ったからその口座にお金を入れて欲しい」などと言われ、犯人から指定された銀行口座に、複数回にわたり現金を振り込み、合計3,000万円をだまし取られた。

(2)預貯金詐欺

 被害者(札幌市西区居住、80歳代女性)の自宅固定電話に、警察官を名乗る男から電話があり、「詐欺の被害に遭っています。別の者に代わります。」「あなたと旦那さんのキャッシュカードを使った者を逮捕している。キャッシュカードを再発行する必要があるため、口座の情報や暗証番号を教えてください。近くにいる捜査員が古いキャッシュカードを預かりに行きます。」などと言われ、口座番号や暗証番号を伝え、その後、被害者宅を訪れた警察官を名乗る女にキャッシュカード4枚を手渡ししてだまし取られた。

被害防止のポイント

○「ニセ警察」による「オレオレ詐欺」「預貯金詐欺」の被害が多発しており、既に特殊詐欺の認知件数・被害額共に昨年1年間を上回る危機的状況にあります。
 ・警察官がSNSで連絡したり、捜査名目でお金を要求することは絶対にありません。
 ・SNSで逮捕状を送信したり、ホームページ上に掲載することはありません。

○警察官を名乗る者から電話で「あなたに逮捕状が出ている」「現金を確認する」などと言われた場合は、最寄りの警察署又は#9110(警察相談ダイヤル)に相談してください。

○キャッシュカードは、絶対に他人に渡さないでください。

○暗証番号は、絶対に他人に教えないでください。

 北海道警察ホームページ・北海道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」・各種報道などから、特殊詐欺の手口や対策について情報を得ていただくとともに、警察官や行政機関を名乗る者から電話でお金を要求されたり、SNSで連絡を取るよう言われたときは詐欺ですので、すぐに電話を切って最寄りの警察署又は ♯9110 に相談してください。

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。

道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
 また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。

家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。
 ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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