下水道のしくみ・役割(2)

 

下水道のしくみ・役割(2)


 

下水道のしくみ・役割(2)

下水道の種類---------------------------------------------

 

対象・管理主体によって、下水道は区分されます。

1 公共下水道
狭義の公共下水道、特定環境保全公共下水道、特定公共下水道に分けられます。狭義の公共下水道は、主に市街地における下水を排除し処理するもので、管理は各市町村単独で行われます。特定環境保全公共下水道は、市街化区域以外の地域で、水質保全上必要な地区に施行されます。特定公共下水道とは、工業地帯などの工場から排出される下水(汚水)が家庭から排出される下水よりも多い場合に、下水道建設費の一部を工場(企業)に負担してもらい、下水道事業を行うものです。石狩湾新港地域は、小樽市と石狩市2都市にまたがるため、道が事業の主体となり、下水道施設の建設を行っています。

2 流域下水道
地方公共団体が管理する下水道で、2つ以上の市町村にまたがり下水を排除するものです。終末処理場を有し、河川等の流域単位で施行されます。各家庭や工場からの排水を流す下水道管(汚水)の整備は、各市町村が行います。各市町村から下水処理場までの幹線(太い下水道管)と下水処理場は、北海道が整備を行います。道内では石狩川流域下水道、十勝川流域下水道及び函館湾流域下水道の3箇所で事業を行っています。

3 都市下水路
主として市街地における浸水を防除するものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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北海道の下水道事業のあゆみ-----------------------------------------
北海道の下水道は、札幌市が大正15年に第1期下水道築造5カ年計画に着手したのが最初でした。その後戦争のため一時中止となりましたが終戦をむかえてから都市人口の増加にともない各都市で整備が始まります。まず、昭和23年に函館市が着手し、昭和25年に岩見沢市、昭和26年に札幌市、昭和27年に苫小牧市、昭和30年に釧路市と小樽市、昭和31年に室蘭市がそれぞれ着手していきました。

令和4年4月1日現在、179市町村のうち151市町村が下水道事業に着手し、平成16年度末より、着手しているすべての市町村で供用開始されています。また、北海道の下水道処理人口普及率は、令和3年度末で全国平均の80.6%に対して91.8%と全国第7位の高い水準に達しています。

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