下水道のしくみ・役割(1)

下水道の必要性

美しい自然と快適な生活環境を守るために、下水道は限りない成果をあげています。

1 環境を守る
 家庭からの汚水や工場排水が直接川や海に流れ込むことがなくなるため、水が汚されたり、悪臭を放つことがなくなります。
 魚などの生物が住めるようになり、青く澄んだ美しい水を取り戻せます。

2 衛生的な生活
 浄化槽がなくても水洗便所が使えるようになり、衛生的で快適な生活ができるようになります。
 まちの中からはバキュームカーの姿が消え、蝿も少なくなります。

3 みんなを守る
 大雨が降ると浸水する低い場所でも、すぐに排水できるため、水たまりや滞水がなくなり、
 浸水から人々の生命や財産を守ります。

4 きれいなまち
 まちがきれいになります。
 汚いドブがなくなるので、蚊や蝿などの害虫の発生を防いだり、伝染病の予防をしたり、まちの中を清潔に美しくします。

 このように、下水道は、水道、電気、ガスなどと同様に、私たちの生活や活動になくてはならないライフラインとなっています。もし、下水道が使えなくなったら、どのような事態になるのか想像してみて下さい。大変なパニックが起きることが容易に想定できます。
下水道は、年中無休、人間の営みがある限り働き続けなければなりません。そこで、下水道を建設し、管理する地方公共団体では、昼夜を問わず、下水道の機能が損なわれることのないよう点検や清掃などを行っています。
また、釧路沖・十勝沖地震などでの震災を教訓に、地震に強い下水道を目指して、その対策に取り組んでおります。
もう一つ大切なのは、下水道を正しく使っていただくことです。

下水道は、目に見えないところで皆様の生活や活動を支えています。

下水道の整備方法

下水道は、いろいろな人々の手により、多くの過程をふまえて作られます。

1 下水道事業の財源
 下水道の建設には多額の費用が必要です。事業を執行する公共団体(都道府県,市町村)では、費用の財源として国から補助金・地方交付税・起債(借金)を受けます。さらに、地域住民からは受益者負担金※1・下水道使用料※2などをあて、下水道の建設を促進しています。
 ※1 受益者負担金(分担金)制度・・・・下水道事業において受益者負担金分担金制度が採用されているのは、下水道 の整備により利益を受ける者の範囲が明確であることと、整備された地域が未整備地域に比べて利便性・快適性が向 上し、その地域の資産価値が増加する等の理由による。
 ※2 下水道使用料・・・・下水道は地方自治法第244条に規定する「公の施設」に該当すると解されており、公の施設に ついてはその「利用につき使用料を徴収することができる」こととされている(地方自治法題225条)。この「公の施設」の 使用料は条例で定められなければならない(地方自治法第228条第1項)ことから、下水道使用料の根拠法令は地 方自治法第225条及び同法第228条に基づく市町村が定める条例によることになる。

2 住民説明(アカウンタビリティー)
 美しい自然と私たちの生活環境をまもる下水道は、必要と思ってもすぐには利用することができません。下水道施設の建設には、長い年月と優れた技術、さらには多額の費用を必要とすることはもちろん、地域住民の理解と協力がなくては、積極的に推進することができません。特に、下水道事業を始めるには、地域住民が下水道の必要性を訴え、その意向を行政に反映させるとともに、計画への積極的な参加や建設工事への協力を図っていかなければなりません。

3 下水道工事
 下水道工事は、人や車の交通事情を悪くしたり、一時的に付近の環境を悪化させたり、その他何かと皆様にご迷惑をかけることが多いかもしれません。こうしたことを最小限するため、最新の技術と工法を採用して、懸命の努力をしています。お近くで下水道工事が行われている場合には、皆様のご理解とご協力をお願いします。

4 下水道が完成すると
 家庭からの汚水、工場・事務所の排水を処理することができる公共下水道が完成すると、法律(下水道法)によって公示が行われます。この公示があると、各家庭では汚水を公共下水道に流すため排水設備を公共ますに接続するとともに、便所も水洗トイレに改造することになります。これで、やっと水洗トイレが使えるようになるのです。
市町村から利用者へ、低利あるいは無利子で貸し付ける制度が設けられています。なお、これらの手続きや工事に対する助成金については、お住まいの市町村におたずね下さい。

みなさんの協力で衛生的で快適な住環境を創出して行きましょう!!

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