真の耐震建築をめざして

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(2)真の耐震建築をめざして

阪神・淡路大震災では・・・

平成7年1月17日、兵庫県南部や淡路島を中心に大地震が発生、多くの建物の倒壊と6,000名を超える死者を出す大惨事となりました。建築震災調査委員会最終報告による、建物の構造別の被害状況は次のとおりです。

(1)  
鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造


 昭和46年以前の建物の被害率が極めて大きく、それ以降の建物の被害は小さい。特に昭和56年以降の建物では、ピロティ形式等の大きな変形を起こしやすい部分を持つ建物以外は大きな被害はほとんどない。

(2)    鉄骨造


 全般的には現行の耐震基準以前の建物に比べてそれ以降の建物の方が被害が少ない。大破以上の建物の主な被害形態は溶接部、高力ボルトの破断、柱脚の破壊である。

(3)  
木造

 現行の耐震基準に適合しない古い住宅や、新しい住宅でも耐力壁や筋かいが不足しているものやそれらの配置の不均衡なもの、木材の腐食・蟻害を被っているもの等が大きな被害を受けている。これに対して、現行の耐震基準に従って適切に設計・施工されたものについては構法のいかんを問わず大きな被害を受けたものは少ない。

教訓を生かす

 現行の耐震基準による建物でも被害があったことは、今後十分検証される必要がありますが、いずれにしても、耐震壁の配置等、剛性と重量のバランスが大切なことがわかります。また、旧基準による設計の建物でも、もし現行の耐震基準で求めている耐震性に近づくように耐震改修がなされていたら、被害はもっと少なかったはずです。建物のデザインや機能も大切な要素ですが、耐震性に裏付けされた設計が求められます。また、時代時代に求められる耐震性能をできるだけ満足するよう、建物を維持していきたいものです。

確かな耐震建築とするために

 入居者や使用者の人命と財産を守り、かつ安全な街であるために、耐震性の高い建物をつくることは重要です。

(1)  確かな設計

 現在の建物は、現行の耐震基準に基づき設計されるので、計算上は大地震に遭遇しても倒壊等は免れることになりますが、形状によっては弱点を持つことも考えられます。
 新築建物の耐震性については専門家と事前に十分協議をし、財産と人命を守るために必要な性能を十分確保できるような設計をしましょう。

(2)    細やかな施工

 地盤や構造について十分検討された設計でも、確かな施工をしなければ耐震性能の高い建物にはなりません。コンクリートや鉄筋等の材料の品質管理や施工管理のしっかりした信頼できる施工業者に依頼しましょう。

(3)  確かな保全

 さらに、建物の耐震性能を長期間維持し続けなければなりません。適切な修繕や改修を行い、建物の初期の性能をできるだけ維持するよう「保全」に努めましょう。


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