食中毒の発生について(令和7年11月6日公表)

食品衛生法第69条の規定※により、北海道が食品衛生法違反者に対して行政処分又は書面による行政指導を行った件について、以下のとおり公表します。

なお、公表内容については、公表日から14日経過後削除します。

※食品衛生法第69条の規定

厚生労働大臣、内閣総理大臣及び都道府県知事は、食品衛生上の危害の発生を防止するため、この法律又はこの法律に基づく処分に違反した者の名称等を公表し、食品衛生上の危害の状況を明らかにするよう努めるものとする。

1.探知

令和7年(2025年)10月31日(金)正午頃、白老郡白老町内の高校から、生徒50名以上が同月30日(木)から下痢、腹痛の胃腸炎症状を呈した旨、苫小牧保健所に連絡があった。

2.概要

 白老郡白老町内の寮に居住する生徒92名中63名が、10月30日(木)午前10時から下痢、腹痛等の食中毒様症状を呈し、うち3名が医療機関を受診した。

苫小牧保健所の調査の結果、有症者は寮に居住する生徒に限られること、有症者の便からウエルシュ菌が検出されたことなどから、同保健所は本日、寮の厨房で調理・提供された食事を原因とするウエルシュ菌による食中毒と断定した。

3.発生日時(初発)

令和7年(2025年)10月30日(木)午前10時頃

4.有症者数

63名(通院3名、入院なし) 

※ 有症者は現在、回復傾向にある。

5.症状

下痢、腹痛等

6.病因物質

ウエルシュ菌

※ 苫小牧保健所での検査の結果、有症者10名の便からウエルシュ菌が検出された。

7.原因施設

(1)施設名:北海道栄高等学校大志寮(たいしりょう)

(2)所在地:白老郡白老町緑丘4-676

(3)営業者:株式会社しらおい食楽(しょくらく)(代表取締役 杉本 健一(すぎもと けんいち))

(4)業 種:飲食店営業

※ 当該施設は11月5日(水)の朝食から営業を自粛している。

8.原因食品

当該施設で10月30日(木)に調理・提供された食事

※有症者が喫食した主なメニュー

 朝食:ご飯、味噌汁、ハンバーグ、サラダ、ひじきの煮物

 夕食:ご飯、味噌汁、チンジャオロース、あじフライ、サラダ

9.対応

苫小牧保健所は、営業者が営業の自粛中に、施設設備、器具等の清掃・消毒、衛生管理計画等の見直し、調理従事者への衛生教育を実施するなどしており、同保健所は危害の除去及び拡大防止のための公衆衛生上の必要な措置がとられていることを確認したため、食品衛生法第60条第1項に基づく営業停止命令は行わない。

(問い合わせ先)

北海道苫小牧保健所生活衛生課(北海道胆振総合振興局保健環境部苫小牧地域保健室)

電話:0144-77-9936

北海道保健福祉部健康安全局食品衛生課

電話:011-204-5261

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