フグによる食中毒に注意しましょう!

フグは寒い季節が旬とされており、フグによる食中毒の多くがこの時期に発生し、死亡者も出ています。
死亡事例の多くが、自分で釣ったフグを調理(自家調理)して食べたことによるものです。
北海道内では平成27年以降、フグによる食中毒は発生していませんが、最近、他自治体で食品衛生法や各自治体の条例等に違反する不適切なフグの取扱い事例が相次いで発生しています。

北海道での発生事例 (平成に入ってからの事例)
発生場所摂取者数患者数死者数原因食品原因施設摂取場所調理場所
平成3年8月11日函館市11マフグ
(煮付け)
家庭家庭家庭
平成5年6月25日札幌市22マフグ
(肝臓)
飲食店飲食店飲食店
平成5年10月18日旭川市11マフグ
(みそ汁)
家庭家庭家庭
平成5年10月26日旭川市31マフグ
(なべ)
飲食店飲食店飲食店
平成5年10月28日芦別市11トラフグ
(なべ)
家庭家庭家庭
平成10年8月5日小樽市31フグ
(肝臓)
事業所
(漁船)
事業所
(漁船)
事業所
(漁船)
平成16年9月13日札幌市11マフグ
(みそ汁)
家庭家庭家庭
平成27年9月28日斜里町11マフグ
(みそ汁)
家庭家庭家庭

【参考】
1.フグの種類
フグの仲間は世界で100種類以上といわれており、日本近海に生息しているのはおよそ50種類、その中で食用とされるのは20種類程度です。フグは温かい海に生息していることが多いのですが、北海道の沿岸で捕れる種類もあります。

2.フグの毒
フグの毒は、テトロドトキシンと呼ばれ、毒力が大変強く、青酸カリの約1000倍、致死量は0.5~2mgと言われています。フグは種類により毒力が異なり、漁獲海域によっても毒力が異なります。標準的なトラフグ一匹分の毒は、約10人分の致死量になります。肝臓や卵巣に毒が多いことは良く知られていますが、種類によっては皮や精巣、筋肉に毒があるものもあります。フグの毒は熱に大変強く、調理程度の加熱では毒力は落ちません。

3.フグによる食中毒の症状等
フグの毒は神経を麻痺させる作用があり、有毒部位を食べると20分~3時間後に口や指先のしびれが始まり、やがて麻痺が全身に及び、致死量の毒を摂取していた場合には呼吸困難により死亡します。フグを食べた後にこのような症状が現れたら早急に医師の診察を受けましょう。フグ毒の作用を止める解毒剤や血清、ワクチンなどはありません。

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