保育施設等での感染性胃腸炎の予防対策の徹底について

 ノロウイルスを含む感染性胃腸炎の予防対策の徹底については、これまでも注意喚起をしてきたところですが、依然として、保育所等において、感染性胃腸炎の集団発生事例が続発していることから、発生予防・感染拡大防止対策の更なる徹底をお願いします。

基本的な感染(拡大)予防策について

次の事項を徹底しましょう。

  1. 食事前やトイレの後など、適切な手洗いを実施すること。
  2. 調理従事者の健康管理を実施すること。
  3. 園児や職員の欠席理由を確認するなどして、胃腸炎の集団感染を早期に探知するよう努めること。
  4. 施設内で嘔吐等の事例が発生した場合には、0.1%以上の次亜塩素酸ナトリウム消毒液※を用い、処理車は感染予防のため、使い捨てのマスク・手袋・エプロンを着用するなどして、適切に汚染物を処理すること。(※日常的な清掃消毒とは異なり、逆性石けん、アルコール、次亜塩素酸水などは汚染物の処理には適さないので留意すること。)
  5. これらの対策は、ノロウイルス等による感染を想定し、一年を通して実施すること。

集団感染事例の発生要因について

4月以降の感染性胃腸炎の集団発生事例の要因として、次の事項が判明しているので、予防対策の参考とすること。

  • トイレ等の消毒時に、0.1%以上の次亜塩素酸ナトリウム消毒液を使用せず、アルコール消毒液を使用するなど、適切に消毒が行われていなかったもの。
  • 4月以降に新規に採用された職員へ、消毒方法や嘔吐等の事例が発生した場合の対応マニュアルの周知が不足していたもの。

保健所への連絡

感染性胃腸炎と疑われる症状を呈する者が同時期に複数名発生するなど、集団感染が疑われる場合には、速やかに保健所に連絡すること。

その他

  1. 感染性胃腸炎及び食中毒の発生予防・感染拡大防止に関する研修等を受講するなどし、衛生知識の習得に努めること。
  2. 厚生労働省のホームページ上の動画を予防対策の参考とすること。
     「(動画)ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い」(厚生労働省HPリンク)
  3. 道内の感染性胃腸炎発生状況(施設種別・保健所別(2021年1月~2021年4月)

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