北海道糖尿病性腎症重症化予防プログラムについて

北海道糖尿病性腎症重症化予防プログラムについて

プログラムの趣旨

 2型糖尿病(以下、「糖尿病」という。)は、病状が進行するまで自覚症状がないことから、診断の遅れや放置・治療中断が起こりやすく、糖尿病性腎症、網膜症、神経障害等の重篤な合併症によるQOL の低下や経済的負担が社会的な問題となっています。中でも糖尿病性腎症は、人工透析の導入原因の40%を占めており、糖尿病患者における腎機能低下の予防は重要な課題です。
 本道では、糖尿病性腎症による透析導入患者数はほぼ横ばい傾向にあるものの、全国に比べると特定健康診査・特定保健指導の実施率が低く、また、糖尿病に係る医療費では、入院医療費の割合が高く、外来医療費の割合が低いという特徴があり、診断の遅れや放置、治療中断などによって重症化してから受療する傾向があると考えられます。
 糖尿病性腎症の重症化を予防するためには、従来から推進されてきた健康教育や特定健康診査・特定保健指導による糖尿病の早期発見と放置の防止に加えて、医療機関と自治体等とが緊密に連携し、診断早期から糖尿病患者の生活習慣の改善を促すとともに、重症化リスクの高い医療機関未受診者や受診中断者への働きかけを継続的に実施する必要があります。
 このことを受け、道においても、北海道糖尿病対策推進会議、北海道医師会、北海道の三者により、北海道版の糖尿病性腎症重症化予防プログラムを改定し、更なる取組の推進を図るものです。

プログラムの目的

  1. 糖尿病が重症化するリスクの高い医療機関の未受診者・受診中断者に対して、保険者が医療機関等と連携して医療機関への受診勧奨や保健指導 を行うことにより継続的な治療につなげる。
  2. 糖尿病性腎症等で通院する患者のうち、重症化するリスクの高い者に対して、保険者が医療機関等と連携して保健指導を行うこと、などの取組により良好な血糖のコントロールの維持、合併症の発症・進展の予防等を通して、腎不全や人工透析への移行を予防し、対象者の健康寿命の延伸を図ることを目指す。

プログラムに係る各機関の連携イメージ

道版プログラムに係る各機関の連携イメージ

プログラムについて

策定及び改定の沿革

  • 平成29年12月、北海道において、市町村の糖尿病性腎症重症化予防の取組を推進するため、北海道糖尿病対策推進会議、北海道医師会との三者により、対象者の抽出基準や関係者の役割等を示した「北海道糖尿病性腎症重症化予防プログラム(以下「道版プログラム」という。)」を策定しました。
  • 平成31年4月、国の糖尿病性腎症重症化予防プログラムの改定があったことを受け、令和3年3月に道版プログラムを改定しました。
  • 令和6年3月、国の糖尿病性腎症重症化予防プログラムの改定があったことを受け、令和8年1月に道版プログラムを改定しました。

参考

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