ケアラー支援を効果的に進めていくため、「普及啓発の促進」 「ケアラーの早期発見及び相談の場の確保等」 「ケアラーを支援するための地域づくり」 の3つを基本的施策として、各種取り組みを進めています。
普及啓発活動
ケアラー支援に関する道民の皆さまの認知度を高め、適切な理解の促進を図るための普及啓発に取り組んでいます。令和6年度は、「ケアラー支援推進月間」に位置づけている11月に、集中的な広報啓発活動を展開しました。
全道に係る広報啓発
令和6年11月1日の北海道新聞(全道版)朝刊において、広告を掲載しました。
街頭広報啓発
ケアラー支援に関する認知度を高めるため、以下の広告媒体を活用し啓発動画を放映しました。
- JR札幌駅構内のデジタルサイネージ
- 全道ショッピングモールのフードコートに設置のデジタルサイネージ
- 地下鉄車内に掲示される広告
インスタグラムを活用した広報啓発
インスタグラムの広告媒体を活用し、「ケアラー啓発推進月間」である11月中に啓発動画を放映しました。
ケアラー支援推進シンポジウムの開催
「支える人を、ひとりにしない。~介護で人生や仕事をあきらめないために~」をテーマとして、ケアラーの置かれている状況やケアラー支援の必要性などについての理解を深めるシンポジウムを11月21日(木)に開催しました。
啓発資材(ポスター・リーフレット・カード)
ケアラー支援に関する認知度を高め、広く道民の皆様にその必要性をご理解いただくため、ケアラー支援に関する啓発資材(ポスター、リーフレット、カード)を作成し、11月の「ケアラー支援推進月間」に合わせ、自治体、各学校、福祉関係機関及び各種関係団体に配布したほか、道と包括連携協定を結ぶ次の企業様にも啓発活動にご協力をいただきました。
[令和6年度でポスターの掲示・リーフレットの配架にご協力いただいた企業]
- 株式会社セコマ 様
- 株式会社ファミリーマート 様
- 株式会社ローソン 様
- 生活協同組合コープさっぽろ 様
ケアラー支援関係機関職員等研修
ケアラーについての理解を深めるとともに、ケアラーへの支援や、ケアラーとその家族を支える地域づくりを担う専門職の方々に必要な知識を習得いただくことを目的として、全道各地で研修を開催しています。(令和6年度は「社会福祉法人 北海道社会福祉協議会」に業務を委託して実施しました。)
地域アドバイザーの養成・派遣
ケアラーが安心して生活できる地域作りに向けて、自治体や関係団体等が行う取り組みをサポートする「地域アドバイザー」の養成に向けた研修を開催します。なお、現在は希望に応じ地域アドバイザーの派遣を行っています。(令和6年度は「社会福祉法人 北海道社会福祉協議会」に業務を委託して実施しました。)
北海道ケアラー支援推進協議会
道では、令和5年4月からスタートした「北海道ケアラー支援推進計画」に基づき、本道のケアラーの方々に対する支援を計画的に進めていくに当たり、学識経験者やケアラー支援に係る当事者団体などの関係者から幅広い観点で意見を伺う場として「北海道ケアラー支援推進協議会」を開催しています。(令和6年度は7月及び令和7年2月に開催しました。)