2012年、タイ国際航空のバンコク-新千歳間定期直行便就航の発表を機に、北海道とタイとの交流への機運が高まる中、ウィーラサック駐日タイ大使(当時)から高橋はるみ北海道知事(当時)に対して、北海道との姉妹交流について提案があり、北海道と同様に国内の北部に位置し、「タイ第二の都市」・「花の都市」と称されるチェンマイが推薦されました。これをきっかけに両地域間で友好提携に向けた協議が開始されました。
2013年2月26日、北海道知事公館において、チェンマイ県のタニン・スバセーン知事(当時)と高橋はるみ北海道知事(当時)が、「チェンマイ県と北海道間の友好関係に関する協定書」に署名しました。北海道にとってはASEAN地域と、チェンマイ県にとっては日本の都道府県と、それぞれ初めての友好提携となりました。
◆署名式 【2013年2月26日】
友好提携をきっかけに、2015年から毎年、チェンマイを中心とするタイ北部在住の日本人有志「天河(てんかわ)」と北海道東川町の協力により、チェンマイで高校生写真コンテストが開催され、優勝チームは、東川町で開催される「高校生国際交流写真フェスティバル」に招待されています。 2016年から2018年まで、帯広商工会議所がJICAの「草の根技術交流事業」を活用し、ともに「フードバレー構想」を掲げるチェンマイとの間で、地場農産品の安全性向上やブランド化などによる販路拡大へ向け、相互訪問などの交流が行われました。 2017年から2019年まで、国際的な視野を広げ、コミュニケーション能力を高めることを目的に道内の高校生と海外の高校生がICTを活用して英語で意見交換を行う「U-18未来フォーラム事業」(北海道教育庁の事業)の海外協力校としてチェンマイの2校が選出され、北海道千歳高校・北海道上ノ国高校とチェンマイの学校とのオンライン交流が行われました。
◆チェンマイ県知事の来道・意見交換会の実施 【2016年】 ◆北海道・チェンマイ県友好関係協定記念式典 【2017年】 ~日タイ修好130周年記念キックオフレセプションに併せて開催~ ◆北海道・チェンマイ県友好提携5周年 【2018年】 2018年に、提携開始から5周年を迎え、北海道とチェンマイ県から相互に訪問を行いました。チェンマイ県からは、8月にクリス・タニワニ副知事(当時)夫妻が来道し、姉妹友好提携地域ラウンドテーブルミーティングなどに出席しました。 北海道からは、11月に高橋はるみ北海道知事(当時)がバンコクを、総合政策部長がチェンマイとバンコクを訪問し、それぞれチェンマイ県のヴィルーン・パンテウィー副知事(当時)と面談しました。 ◆パネル展「チェンマイDAY」の開催 毎年、提携記念日の2月26日の前後に、北海道とチェンマイ県との交流やチェンマイ県の概要を紹介するパネル展「チェンマイDAY」を開催しています。2021年は、2月25日~26日に、紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデンで開催しました。さらに、2021年4月11日、北海道コンサドーレ札幌の試合開催にあわせて、札幌ドームで開催しました。
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