井上 靖
作家井上 靖(いのうえ やすし)
生没年:1907年~1991年 / 北海道旭川市
1907(明治40)年、旭川町(現 旭川市)生まれ。1936(昭和11)年、「流転」により千葉亀雄賞を受賞。毎日新聞記者を経て、1949(昭和24)年、「猟銃」、1950(昭和25)年、「闘牛」により芥川賞を受賞。
その後も「天平の甍」、「氷壁」、「敦煌」、「孔子」等多くの小説を残し、数々の賞を受賞。詩集にも「北国」、「地中海」、「星闌干」等があります。1976(昭和51)年、文化勲章を受章。1991(平成3)年、83歳で逝去。
井上靖記念館
- 住所/旭川市春光5条7丁目
- 電話番号/0166-51-1188
- 営業時期/通年
- 営業時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 定休日/月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月30日~1月4日)
- アクセス/旭川電気軌道バス 「春光園前」下車(旭川駅前から所要時間約25分)、車 道央自動車道・旭川鷹栖IC下車
- 入館料/一般200円、高校生100円、中学生以下無料
- 施設URL(外部リンク)/http://inoue.abs-tomonokai.jp/
井上靖記念館は、井上靖が旭川で生まれたことを記念して、1994(平成5)年7月24日に開館しました。自筆の取材ノートをはじめ、直筆原稿、文学作品、親交のあった芸術家の作品など、井上靖の83年の生涯を紹介する貴重な資料を展示しています。2012(平成24)年5月からは、御遺族からの寄贈により、東京都世田谷区にあった井上靖邸の書斎と応接間を移転し公開しています。井上靖原作の映画「わが母の記」の撮影では、移転直前の井上邸が実際に使われており、映画が公開された2012(平成24)年には、旭川での展示も大変な話題となりました。書斎と応接間には、井上靖が実際に使用していた家具、小物類、書籍の他、生涯大切にしていた陶芸家・河井寛次郎の壺や灰皿、抹茶碗など、当時のままに再現し展示をしています。