知事コラム190419
知事コラム
(平成31年4月19日配信分「ありがとうございました」)
イランカラプテ、高橋はるみです。
就任1年目から今日まで、顔の見える道政を目指し322回にわたってつづってきた高橋はるみの知事コラムも、いよいよ今回が最後となります。
一番最初のコラムの話題は、知事として最初に地域を訪問した宗谷管内の利尻島と礼文島でのエピソードでした。地域の皆さんから温かく迎えていただき、島での暮らしのご苦労などを伺ったことを今でもはっきりと覚えています。
その後も、できる限り道内各地を訪問させていただきましたが、地域の特色を活かした取組やそれを支える地域の皆様との出会いは、私にとってかけがえのない「宝物」であり、このコラムでもたびたび紹介してきました。
先週、今年度の新採用職員に訓示する機会があり、その中でも、北海道の強みや魅力は多様な地域にこそあり、現場の実情をよく知ることが重要だとお話ししました。
広大で豊かな自然、先人から受け継いできた誇るべき歴史や文化など、北海道には多彩な魅力と可能性がまだまだあふれている。知事としての仕事を通じて、その思いはますます強くなったように思います。
また、海外に向けた北海道の魅力発信についても、数多くコラムの話題にさせていただきました。特に、平成20年の「北海道洞爺湖サミット」は思い出深いものがあり、このサミットを契機に、本道の魅力が世界に向けて一層発信され、今や食や観光をはじめとする北海道ブランドは、アジアを中心に世界の国や地域に浸透しています。
北海道に来られる外国人観光客の数は、私が知事に就任した当時に比べおよそ10倍の約280万人に増えました。赤れんが庁舎を観光に訪れるお客様も海外の方をたくさんお見かけするようになり、北海道が世界の皆様に知っていただけるようになったと実感しています。
私の執務室からは、そんな赤れんが庁舎の四季折々の姿がよく見えますが、ここからの眺めももうすぐ見納めです。
皆様の更なるご多幸を心からお祈り申し上げるとともに、引き続き、道政の推進にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
今まで私の知事コラムをご愛読くださった皆様に、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。