視覚障がい者向け広報「ほっかいどう」令和3年3月号

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視覚障がい者向け広報「ほっかいどう」3月号

広報(誌)ほっかいどう 2021年3月号
北海道のキャッチフレーズ「その先の、道へ。北海道」

【もくじ】
1 コロナと向き合いながら北海道を元気に
2 生活環境が変わる季節。改めて日常生活を振り返り、予防対策の再確認を。
3 おうちで北海道を応援!
4 はじめよう!やってみよう!テレワーク
5 世界遺産を目指す北の縄文
6 ほっかいどう未来への元気遺産
7 赤れんがニュース
8 道議会レポート

 

1 コロナと向き合いながら北海道を元気に

 

新型コロナウイルス感染症により、生活にさまざまな影響が生じていますが、一人一人がしっかりと感染予防に取り組み、いろいろな工夫をしながら、北海道を楽しみ、応援しましょう。

 

2 生活環境が変わる季節。改めて日常生活を振り返り、予防対策の再確認を。

 

春へと向かうこの時期、新入学や転勤などにより生活環境が変わるときは、新型コロナウイルス感染拡大にも注意が必要です。感染リスクを減らすため、改めて、日常生活の中で接触・飛沫感染を避ける行動を再確認しましょう。

(1)特に食事の際に気をつけましょう
●新生活がスタートし、新しい人間関係が生まれると、いつもの年なら歓送迎会など飲食を伴う場面が増える時期。ただ、ことしは、感染防止対策を意識して、特に慎重な行動を心がけましょう。
●食事の際には飛沫が飛びやすくなるので、注意が必要です。特に若い方は、無症状や軽症の方が多く、感染に気づかないまま知らず知らずのうちに人に感染させてしまうこともあります。
●常に「自分が感染しているかもしれない」という意識を持って行動することが大切です。

あなたもチェック!
・大事なのは飛沫を飛ばさないこと。食事の際は「距離をとって」「少人数」「短時間」を心がけましょう。
・気分が高揚すると、注意力が低下して大声になり、飛沫が飛びやすくなるので要注意です。
・「食事は静かに」「会話時はマスク着用」などの対策を徹底しましょう。

 

3 おうちで北海道を応援!


北海道を元気にするために、道産品の購入やふるさと納税で道内各地にエールを送りませんか。

 

地産地消
●おうちで応援!かって北海道
コロナ禍に伴い、道内の食に関わる生産者や企業は厳しい環境にあります。おうちで道産品を楽しみながら、道内企業をぜひ応援してください。

●北海道どさんこプラザ
北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」では、道内で製造・加工された特産品、加工食品などを取り扱っています。

地域応援
●ふるさと納税
ふるさと納税の寄附先を道内市町村にして、道産品の返礼品を選ぶことも、地域の応援につながります。

 

4 はじめよう!やってみよう!テレワーク


テレワークによる働き方は、感染リスクの低減だけではなく、働き方改革やコスト削減、人材の確保にもつながるなど、さまざまなメリットがあります。新型コロナウイルスの感染拡大で就業環境にも配慮が必要ないま、時間や場所を有効に活用できる、柔軟な働き方を進めてみませんか。

 

テレワーク相談窓口
●テレワーク相談センター〈厚生労働省委託事業〉
全国の企業を対象にテレワークの導入・運用に関する相談・疑問に専門相談員が無料で対応しています。
電話0570-550348

●テレワークマネージャー相談事業〈総務省委託事業〉
テレワークに適したシステム(ICT機器など)や情報セキュリティ、勤怠労務管理などの情報提供や相談受付を行っています。
電話03-5213-4032


テレワーク導入企業のメッセージ
道路建設株式会社
移動のコスト・時間が減り、働きやすさが向上しました。
当社は札幌本社、苫小牧本店をはじめ道内に10拠点を置く建設会社です。通勤時などの感染リスクを避けるため、2020年2月からテレワークを導入しました。主に管理部門の出勤を交代制にし、在宅勤務や時差出勤を実践することにより、接触機会を以前の半分程度に低減しています。
また、現場が主体の建設業はテレワークが難しいとされる業種ですが、当社では、現場部門との間で行う月数回の会議をウェブ会議に切り替えたことにより、各地への移動に費やしていたコスト・時間を大幅に削減できました。
テレワークを導入して約1年。ネットワークの活用が進んだことで、全体の業務スキルが向上したと感じます。さらに社内では「日常の移動が減った分、仕事に集中しやすい」という声もあり、社員の働きやすさの向上にも寄与していると思います。

 

5 世界遺産を目指す北の縄文


道では、青森県、岩手県、秋田県および関係市町とともに「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向けた取り組みを進めています。

 

(1)縄文文化は、自然と人間が共生し、1万年以上もの長い年月にわたって営まれた、世界的にも極めてまれな先史文化です。その歴史を一つの自然環境のもとで語ることができる貴重な文化遺産が、遺跡からなる「北海道・北東北の縄文遺跡群」です。この遺跡群を未来へ引き継ぐため、4道県および関係市町では、連携・協力して世界遺産登録を目指し、取り組みを進めています。
 2020年1月、政府よりユネスコ(国連教育科学文化機関)に推薦書が提出され、現在はユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)の審査が行われています。道では引き続き、関係機関と連携し、北海道初の世界文化遺産登録の実現に向けて取り組んでいきます。さらに、こうした取り組みを通じて「北海道の縄文」の価値に光を当て、地域に交流とにぎわいを創り出していくことを目指しています。
▶︎道庁縄文世界遺産推進室 電話011-204-5168

(2)北海道・北東北の縄文遺跡群

■構成遺産
北海道
垣ノ島遺跡(函館市)
大船遺跡(函館市)
キウス周堤墓群(千歳市)
北黄金貝塚(伊達市)
高砂貝塚(洞爺湖町)
入江貝塚(洞爺湖町)
青森県
三内丸山遺跡(青森市)
小牧野遺跡(青森市)
田小屋野貝塚(つがる市)
亀ヶ岡石器時代遺跡(つがる市)
是川石器時代遺跡(八戸市)
大森勝山遺跡(弘前市)
二ツ森貝塚(七戸町)
大平山元遺跡(外ヶ浜町)
秋田県
大湯環状列石(鹿角市)
伊勢堂岱遺跡(北秋田市)
岩手県
御所野遺跡(一戸町)

■関連遺産
北海道
鷲ノ木遺跡(森町)
青森県
長七谷地貝塚(八戸市)
(3)縄文をキーワードに地域の魅力を発信!
伊達市教育委員会
学芸員
永谷 幸人さん

伊達市にある「北黄金貝塚」は、保存状態が良好な巨大貝塚です。20年前に史跡公園としてオープンしてからは、ボランティアガイドによる解説や豊富な体験イベントが定着し、わがまちの縄文遺跡に積極的に親しむ市民の皆さんの活動が広がってきました。
また、道内28 市町が加盟する「北海道縄文のまち連絡会」では、遺跡めぐりを楽しむスタンプラリーなどを通じて地域の魅力を発信しています。
世界遺産登録を目指す取り組みによって、縄文をキーワードにした北海道のすばらしさを多くの皆さんに知ってもらえたらと思います。

(4)体験は、縄文の魅力を知る第一歩。
北の縄文CLUB
会長 大宮 トシ子さん

「北の縄文CLUB」は、縄文文化の魅力を伝えるボランティア団体として20年以上活動しています。縄文の魅力とは、ものを大切にする暮らしに表れる縄文人の精神性の高さ。自然環境を守る知恵やものづくりの楽しさなどを、若い世代にも伝えていきたいと願っています。
その新たな担い手として、2020年に入会した中條優花さんは地元の高校生。幼い頃から土器づくりなどを通じて縄文文化に親しんできたことにより、「もっと学びたい」という気持ちに結びついたようです。縄文の魅力を知る第一歩として、私は体験が大事だと思います。土器や土偶などを見るだけでなく、自分でつくってみることで“感じる”ものがきっとあるはずです。

 

6 ほっかいどう未来への元気遺産


北海道を元気にする、人・もの・アイデアを紹介します。

 

(1)官学連携でジオパークの魅力発信!
道では、北海道大学とのコラボにより、道内のジオパークの魅力を体感できるVR動画「バーチャル登山!ユネスコ世界ジオパーク“アポイ岳”」を制作し、体験会などを開催しました。道の若手職員と理工系学生とで地域振興と自然科学の融合を目指す連携モデルの構築を試みたこの取り組みは、国の「地方創生☆政策アイデアコンテスト2020」地方公共団体の部において、JTB賞や北海道経済産業局長賞を受賞しました。
北海道のジオパークの価値や魅力を多くの皆さんに知っていただき、地方創生に結びつけていく官学連携の取り組みを今後も進めていきます。
▶︎道庁総合政策部地域政策課 電話 011-206-6404

(2)高校生がつくった日本酒
倶知安農業高校では、地域の産業振興の一環として、地元の酒蔵「二世古酒造」と連携し、2019年から日本酒製造プロジェクトを進めています。高校の水田で酒米を栽培し、二世古酒造の杜氏の指導のもと、洗米から仕込み、びん詰め、ラベル貼りまで高校生が行い、2020年9月、待望の商品化が実現しました。
ネーミングやラベルデザインも生徒が考案したもので、商品名の「忠(なかごころ)」には、多くの人に真心を届けたいという思いが込められています。
地域の産業や魅力を再発見し、将来の担い手づくりにつながる取り組みは、今後も継続の予定です。
取扱店:二世古酒造、倶知安町内の酒販店、全道のコープさっぽろ※完売の場合もあるため、お求めの際は上記店舗に確認をお願いします。
▶︎後志総合振興局農務課 電話 0136-23-1406

 

7 赤れんがニュース

 

(1)確定申告の受付は4月15日(木)まで延長しました
所得税・個人事業税・住民税の確定申告の税務署および市町村窓口受付は、4月15日(木)まで延長しました。会場内の混雑緩和のため、税務署の確定申告会場への入場には、整理券が必要です。整理券は各会場で当日配付しますが、LINEから事前発行も可能です。
新型コロナウイルス感染症の感染リスクを軽減するため、パソコンやスマートフォンでご自宅から申告できるe-Taxをぜひご利用ください。
▶︎道庁税務課 電話011-204-5060

(2)盲導犬への理解と支援をお願いします
身体障害者補助犬法では、不特定多数が利用する公共的施設、ホテル、スーパー、レストランなどで、盲導犬の同伴を拒んではならないこととされています。
障がいのある方たちの自立や社会参加を促進するために盲導犬に対する理解を深め、さまざまな場所で盲導犬の同伴が受け入れられるよう、積極的な取り組みをお願いします。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により、企業や個人から北海道盲導犬協会への寄付が大幅に減少し、盲導犬の育成などに影響を及ぼしています。募金活動への協力もよろしくお願いします。
▶︎(公財)北海道盲導犬協会 電話011-582-8222
▶︎道庁障がい者保健福祉課 電話.011-204-5278

(3)高病原性鳥インフルエンザを発生させないために
高病原性鳥インフルエンザは、ウイルスを持つ野鳥、野鳥のふんに触れた野生動物や人・ものを介して、鶏やアイガモなどに感染します。北海道での発生を防ぐために、次の点に注意してください。
●鶏の飼育農場には、必要がない限り立ち入らない
●弱った野鳥や死骸に素手で触らない(見かけたら総合振興局・振興局に連絡を)
●湖や沼、川などで野鳥に近づきすぎない
●野鳥のいる水辺などを訪れたら靴底を洗う
▶︎(家きんについて)道庁畜産振興課 電話.011-204-5441
▶(野鳥について)︎道庁自然環境課 電話011-204-5205

(4)サイバー犯罪への対策を強化しましょう
サイバー犯罪の被害に遭わないように、対策を強化して、インターネットを安全に利用しましょう。
●IDやパスワードをしっかり管理
●パソコンやスマートフォンにはウイルス対策ソフトをインストール
●基本ソフト(OS)やウイルス対策ソフトは最新の状態に
●身に覚えのないメールの添付ファイルやURLは開かない
●信頼のおけないサイトなどからソフトウェアをダウンロードしない
●定期的にバックアップデータを保存
▶︎北海道警察 サイバーセキュリティ対策本部 電話.011-251-0110

 

8 道議会レポート


定例会の概要などをお伝えします。令和2年第4回定例会(11/25~12/11)

 

(1)定例会の概要
知事から予算案4件、条例案15件、その他の案件13件が提案され、原案可決するとともに、前会より継続審査の決算案件4件を認定議決しました。報告のみの案件は6件でした。また、議員や委員会から提出された意見案8件を原案可決しました。

(2)本会議や予算特別委員会の主な議論
●高レベル放射性廃棄物最終処分場選定の文献調査について、調査に係る進捗状況と成果や課題の把握、道民への丁寧な説明や正確な情報提供など、概要調査に進むか否かを迫られるまでの約2年間どのように施策を講じていく考えか。
●1年単位の変形労働時間制の導入について、その前提となる教職員の時間外勤務の縮減および導入に併せて行う時間外勤務縮減のための施策に今後どのように取り組む考えか。
●医療従事者の確保、PCR検査体制の充実、感染者情報の公表のあり方、誹謗中傷を防ぐための取り組みなど、市町村との連携に今後どのように取り組む考えか。
●長年地域の経済や雇用を支えてきた製紙業など製造業の事業再編等、コロナ禍の影響に今後どのように対応していく考えか。

(3)主な議決の状況
◎知事提出案件
●予算案4件
令和2年度北海道一般会計補正予算 など
◎議員・委員会提出案件
●意見案8件
住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化を求める意見書 など

(4)展示コーナー
1階展示コーナーでは、道議会の歴史、役割等を紹介する「基本展示」のほか、期間を限定した「企画展示」を行っております。

(5)ウェブサイトをご覧ください
議会中継・録画、議会の日程、会議録、傍聴・見学案内、議会時報などをご覧いただけます。
質問などの詳細は、冊子「北海道議会時報」でもご覧いただけます。各振興局等での閲覧のほか希望者への配布もしますので、下記電話番号までご連絡ください。
▲議会事務局政策調査課 電話011-204-5691

▲北海道の人口データをお届けします。(令和2年12月末現在)
総人口 5,229,075人 男 2,471,194人 女 2,757,881人
前年同月比
総人口 39,091減 男 17,650減 女 21,441減
(人口は毎月公表される統計資料に基づき掲載しています。)

▲広報(誌)「ほっかいどう」、次号は令和3年6月下旬の発行予定です。
北海道の公式ウェブサイトで、点字広報誌のテキストデータを公開しておりますので、パソコンやスマートフォンで音声読み上げソフトをご利用されている方は、お聴きになることができます。
発行/北海道総合政策部知事室広報広聴課
〒060‐8588 札幌市中央区北3条西6丁目
電話011‐204‐5110/FAX011‐232‐3796

 

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