知事定例記者会見
- 日時/令和8年6月16日(火)14:30~14:43
- 場所/記者会見室
- 記者数/15名(テレビカメラ1台)
会見項目
知事からの話題
- 令和8年第2回北海道議会定例会の開会に当たって
記者からの質問
- 職員の不祥事について
- 北海道共同募金会の使途不明金について
- IR(統合型リゾート)について
知事からの話題
令和8年第2回北海道議会定例会の開会に当たって
今日から、令和8年第2回定例会が開会いたしました。このたびの議会では、医療機関の業務効率化・職場環境改善や、部活動の地域展開に向けた市町村の取り組みへの支援に総額約21億円の補正予算案を提案いたしました。また、ヒグマの捕獲作業に従事したガバメントハンターなどの道職員への危険鳥獣捕獲等作業手当の新設等を行う「北海道職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案」を含む7件の条例案を提案いたしました。
19日金曜日からは、一般質問が始まります。こうした予算案、条例案を含めて、道政上の重要課題に関して、議員の皆さまと真摯に議論を積み重ねてまいりたいと考えています。
私からは以上です。
記者からの質問
(読売新聞)
先週12日に出た懲戒処分の関係でお尋ねいたします。空知総合振興局の57歳男性の管理職員がセクハラ行為の関係で減給の処分を受けておりますけれども、5月というとコンプライアンス月間だと思いますし、そういう最中での出来事ということについては道民や若い職員の方も残念に思っているかもしれませんが、知事としての受け止めをお聞かせください。
(知事)
今ご質問にございましたけれども、先週6月12日付けで空知総合振興局の管理職員に対して、セクハラ行為を行ったとして懲戒処分を行ったところです。ハラスメントの防止に向けては、「ハラスメントの防止等に関する基本方針」に基づいて、いかなるハラスメントも許さない組織風土の醸成に取り組んでいるところですが、こうした取り組みを率先して進めていくべき管理職員がセクハラを行うことは、あってはならないことです。この件によって、道民の皆さまの信頼を大きく損ねることとなり大変遺憾であるとともに、被害者の方に心から申し訳なく思っています。再発の防止に向けては、6月12日、同日、速やかに臨時部長・振興局長会議を開催させていただいて、幹部職員に対して服務規律の確保に向けた訓示を実施したところです。今後あらゆる機会を捉えて、法令遵守の徹底、そしてハラスメントの防止に取り組んでいきたいと考えています。
(読売新聞)
先日のハードディスクの廃棄ミスもありましたし、テーマは違いますけれども、今回は管理職の方のセクハラもありまして、比較的残念な例が続いていると思うのですが、どうしてそういうものが続いてしまうか、知事なりのお考えと対策をお聞きできればと思います。
(知事)
不適切な事務処理などについては、その対応などをそれぞれ行っているところですが、今ご質問にあったように、不適切な事務処理などが発生している中で、今般、セクハラによる事案も発生いたしました。道政に対する道民の皆さまの信頼を損なったことは大変重いと、重く受け止めなければならないと考えています。先ほど申し上げましたけれども、ハラスメントの事案をはじめとして、不適切な事務処理、こういったものなどについては、全ての職員がわがこととしてこの問題を受け止めて、強い危機感と決意を持って自らを厳しく律して、部下職員への指導や監督を徹底するように指示したところです。今後ですけれども、組織としてのガバナンスの強化、そしてハラスメントの防止などの服務規律の確保について、網羅的かつ効果的に職員に浸透させる取り組みを検討していくことなど、再発防止に向けた取り組みを組織全体で進めながら、道民の皆さまの信頼の確保に努めていきたいと考えています。
(NHK)
赤い羽根募金の関係で、北海道の共同募金会が1.8億円の使途不明金があると。事案が発覚したことについて、まず知事の受け止めを教えてください。
(知事)
この募金については、募金の開始時にイベントですとか、さまざまな形で道としても毎年協力してきました。職員の皆さんに対しても、募金の呼びかけなども行ってきたところです。そういった中で、このたびの件ですけれども、募金等にご協力いただいた方、そういった善意と信頼を大きく損ねるものであると受け止めています。また、集めた募金をもって支援を受ける各地域の福祉団体などの方々がいらっしゃいます。そういった方々が、今後の活動への影響に不安を感じることがないように、北海道共同募金会においては、まだ示されていないということなのですが、助成の見通しですとか、まず丁寧な説明を行っていただきたいと思いますし、また、募金にご協力いただいた多くの方がいらっしゃいますので、道民の皆さまに対しても説明責任についてはしっかりと果たして、信頼回復に努めていただきたいと考えています。
(NHK)
やはり募金ということがキーワードだと思うのですけれども、一般的な企業でこういう使途不明金が出ることも、もちろん良いことではないと思うのですけれども、こういう善意で寄せられた募金が、こういう使途不明金になってしまうということについては、あらためてその悪質性というか、不信感というか、そういう点はどう感じていらっしゃいますか。
(知事)
やはり募金にご協力いただいた皆さまは、その募金が先ほど申し上げたような福祉団体ですとか、いろいろな形で地域における活動に生かされるということで、その思いも込めて協力をされた結果として、今、不適切な利用があったのではないかということが公表されているということですから、それは募金に協力した皆さまも、非常にショックを受けられているのではないかと思いますので、まだ全容が解明していないということですけれども、そういった多くの方がご協力いただいていたことを考えれば、説明の責任があると思いますので、そこをしっかりと果たすことが、今後も活動を継続していくわけですから、信頼回復につながっていくと思いますし、先ほど申し上げましたけれども、今、いろいろな活動が地域の福祉団体などで行われていて、その活動に携わっている方々が今後どうなっていくのかということで、不安な思いを持たれていると思いますので、ぜひそこには丁寧に対応していただきたいと思っています。
(NHK)
知事も先ほどのお話であったように、道としても、例えば1階のほうで呼びかけの場所を提供したりとか、こういった事案があって、市民の方に取材をすると、やはりこの赤い羽根募金がもういいのではないかと。これから存在する意義があるのかみたいな、結構厳しい声もあったりして、今後のことで恐縮なのですけれども、赤い羽根募金の関係から、そういう協力要請等があった時に、道としてはどう対応される、もしお話しできることがあれば教えてください。
(知事)
まずは、全容をしっかり解明していただいて、これまでご協力いただいていた方々に対する説明責任とともに信頼回復、こういうものが果たせなければ、そもそも事業が継続できないということがあると思うので、まだ全容が分かっていないということではありますけれども、信頼を回復するためにも、しっかりそこを明らかにしていただくということと、やはり地域によってさまざまな活動を現にしているので、そういう意味ではボランティアとかいろいろな形で福祉団体として地域で活動している方、その活動によって支えられる地域の方々がいらっしゃいますので、実際にそういう方々が今、当初予定していたような給付というか、支援ができないということで情報自体が出ていますので、そのことによって、活動自体の継続性も不安に思われている方がいらっしゃるかと思いますので、そこは丁寧に説明しないと、支援団体のその先にいる方についても影響があると思いますので、まず(北海道共同募金会が)会見されたということなのですが、まだなかなか詳細も分かっていないということですが、そこは判明次第、速やかに丁寧に説明し、信頼を回復する、このことに尽きると思いますし、その信頼回復の上に、われわれも協力するということがありますので、そこは協力する立場としても、ぜひやっていただきたいと思います。
(北海道新聞)
IRについて伺います。道は昨日の道議会の特別委員会で、「IRに関する基本的な考え方」の改訂素案を示しました。この中で開業までのプロセスというものが示されています。具体的に言うと、「基本的な考え方」を改定した後に、候補地を特定し、基本構想の策定、公表を行うというイメージ図が載っています。この基本構想は、IR整備法で策定が定められた、求められたものではないので、道として独自に策定する方針なのかなというふうに理解しています。この候補地の特定と基本構想を策定、公表する時期のめどについて、現時点で知事のお考えをお聞かせください。
(知事)
今、ご質問にありましたけれども、このたび、「基本的な考え方」の改訂素案ということで、政策の目的、そして有効性などのIRの意義、そしてIRの目標や基本理念などの北海道IRの方向性を道の考え方として、これまでの有識者懇談会での議論ですとか、さまざまな状況を経て、整理させていただいたというものです。この改訂素案については、今ご質問にありましたけれども、昨日開催された食と観光調査特別委員会において報告をさせていただいたところです。議会でご議論いただきたいと考えています。今後の予定ですけれども、9月開会予定の第3回定例道議会におきまして、今、改訂素案をこの議会で議論という形ですけれども、この「基本的な考え方」改訂版として成案を提示できるように、着実に検討を進めていきたいということで、今後については考えているところです。
(北海道新聞)
そうすると、今おっしゃった続きに当たる、この候補地の特定と基本構想の策定、公表の時期のめどというのは、現時点では具体的なものはないということでしょうか。
(知事)
まずは、この改訂素案というものを、今回お示しいたしましたので、まずここをしっかり議論をしていきたいと考えています。
この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。(文責 広報広聴課)
