大友 亀太郎

大友 亀太郎

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札幌開拓の祖大友 亀太郎(おおとも かめたろう)

生没年:1834年~1897年 / 神奈川県小田原市

1866(慶応2)年に幕府に石狩地方の開拓を命ぜられ、現在の札幌市東区(旧・元村)を開墾し、札幌の街づくりの発端となりました。石狩御手作場の取扱を命ぜられた大友亀太郎は、同年4月に石狩に着き、フシコサッポロ川上流地域を御手作場と定め、直ちに用排水路(のちの「大友堀」となる)、道路、橋等の建設に着手しました。飲料水、灌漑用水のために開削した「大友堀」は、後に運河となり人や物資を運びました。「大友堀」は、現在の創成川の基となりました。

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札幌村郷土記念館

  • 住所/札幌市東区北13条東16丁目2-6
  • 電話番号/011-782-2294
  • 営業時期/通年
  • 営業時間/10:00~16:00
  • 定休日/月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月5日
  • アクセス/地下鉄東豊線「環状通東」4番出口より徒歩約3分、中央バス「環状通東駅前」下車徒歩3分
  • 入館料/無料
  • 施設URL(外部リンク)/http://www.city.sapporo.jp/ncms/shimin/bunkazai/bunkazai/syousai/30c_sapporomura.html

札幌村郷土記念館(以下、「記念館」と呼ぶ)は1976(昭和51)年に建築され、札幌村郷土記念館保存会により管理運営されています。記念館の敷地内には、かつて大友亀太郎の役宅があったとされており、また、記念館には、札幌開拓に関する文書や日本最初の玉葱栽培を唯一実証する約140年前の極めて重要な歴史資料が保管されています。1987(昭和62)年2月には、札幌村玉葱関係資料59点、大友亀太郎関係資料55点が札幌市指定有形文化財に、大友亀太郎役宅跡が札幌市指定史跡に指定されました。記念館には、これらの札幌市指定有形文化財114点を含め2761点の資料があり、札幌草創の時代を想い起こすことを可能にする展示品が多数展示されています。なお、大友亀太郎の事績と大友堀遺構は2018平成30年11月に北海道遺産に選定されました。

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