漁港海岸事業

 

 

漁港海岸事業


 

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漁港海岸事業について


 海岸事業は、津波・高潮・波浪による海岸の侵食や越波等の被害から国土を保全する事業です。
 また、背後で生活している方々の生命や財産を守るだけでなく、海岸線の美しさや砂浜を保つ等、海辺の自然環境と人々の営みを考慮した海岸域の保全を行っています。
 平成12年に改正海岸法が施行され、これまでの「防護」に加え、「環境の保全」と「公衆の適正な利用」が、新たに法の目的になりました。
 これにより、自然や景観と調和した、海岸災害からの防護や、親しみやすい海辺の保全・回復などについて、より一層の推進を図ることとなりました。
 
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  防 護 
    安全な海岸の整備
 
  環 境
    利用しやすく親しみのもてる海岸の実現
 
  利 用
    自然と共生する海岸の保全と整備
 
 海岸の保全に関する基本理念は、国民共有の財産として「美しく、安全で、いきいきした海岸」を次世代へ継承していくことです。
  この理念の下、災害からの海岸の防護に加え、海岸環境の整備と保全及び公衆の海岸の適正な利用の確保を図り、これらが調和するよう、総合的に海岸の保全を推進します。
  また、自然や文化など地域の個性を生かした海岸づくりを目指します。

 

 

 

 

事業の事例紹介

浜中町津波防災ステーション(釧路総合振興局管内 厚岸郡浜中町)

 水門・陸閘の操作は、津波注意報・警報等発令時に操作員が現地まで直行して行うため、施設時の操作員の安全確保をしつつ迅速な施設操作を行うことが課題となります。
 津波から生命・財産を守るため、水門・陸閘を一元的かつ迅速に遠隔操作ができる「津波防災ステーション」を整備しました。

施設の効果 (動画:wmv形式) ※16倍速
 
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の津波映像と防護効果を紹介
 
動画は、国土交通省水管理・国土保全局所管新川水門の設置カメラで撮影
   堤内(陸側)から堤外(海側)を撮影していてます。
   (動画上段:水門から海側(沖側)を撮影、動画下段:水門上流から水門・海側(沖側)を撮影)

 

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静浦漁港海岸(渡島総合振興局管内 松前郡松前町)

 当海岸は冬期風浪や台風等で越波が発生しており、平成16年9月の台風18号来襲時には、海岸背後の住居などで甚大な浸水被害が発生しました。そこで高潮被害から地域住民生活の安全確保を図るため、平成17年度より護岸、胸壁の整備を行い高潮対策を講じています。
 また当地区のように所管する省庁が複数にまたがる地区では、所管省庁毎に海岸整備を行うため、整備完了時期に差が生じ防護効果の発現時期に差違が生じます。そこで海岸法40条第2項に基づき所管する大臣間で協議を行い一体的な整備を行うことにより、効果的かつ効率的な事業の推進を図っています。 

 

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福島漁港海岸(渡島総合振興局管内 松前郡福島町)

 当海岸は、松前・矢越道立自然公園に指定されており、風光明媚な海岸線を有しており、津軽海峡の対岸には津軽半島を望むことができます。一方、冬期風浪や台風により砂浜の侵食が進み、背後への越波被害が発生していました。そこで高潮、侵食被害から地域住民生活の安全確保を図るのと同時に、突堤等により砂浜の回復と海域を静穏を保ち、また、陸域には緩傾斜の階段護岸等を整備し、周辺の公園施設と一体的となった海岸利用の向上を図りました。

 

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