農業研究科(ビジュアル資料6 「メロン害虫写真集00・主要害虫検索表」)

 

 

 

すいか、メロンの主要害虫検索表

種の被害 種をまいたが出てこない。種子の胚芽や子葉が食われている。 タネバエ
         
苗の被害 双葉に傷がある。 タネバエ、シロトビムシ類
    生育の不良、葉が光沢(メロン)、または黄化(すいか)し、奇形となる。 コナダニ類、ホコリダニ類
         
根の被害 生育が悪く、萎れてくる。苗を引き抜くと根が食べられている。 タネバエ、シロトビムシ類
    生育が悪く、日中葉が萎れ、下葉から枯れ上がり、根にこぶができる。 ネコブセンチュウ類
    生育が悪く、細根や太根が食われ、主根も食害される。 チビクロバネキノコバエ
         
茎の被害 移植した苗の生育が悪く萎れてくる。茎の中に白いウジがいる。 タネバエ
    移植した苗の茎の表面(毛茸)が食害され、枯死することもある。 アリ類
    茎の表面の皮を剥ぐように筋状に食害する。 ウリハムシモドキ
         
葉の被害 移植直後、植穴上にある葉に穴が空き、土が盛られる。 アリ類
    葉が縮葉し、スス症状を示し、黄~黒色の虫が群生している。 ワタアブラムシ
    下葉から黄化して上位葉に移行し、ひどい場合、葉がカサカサになり枯死する。 ハダニ類
    葉の食害された跡は色素が抜け、黄白色から銀白色の小斑点となる。 ミカンキイロアザミウマ
    茎や葉がすす症状で黒く汚れ、葉をゆすると白い小さな虫が飛び回る。 オンシツコナジラミ
    葉面に、不規則な線状の食害痕がある。 ハモグリバエ類
    葉を不規則に食害する。 ヨトウガ
    葉の裏側を食害、その後葉を綴り合わせ、背面に縦2本の白条を持つ幼虫がいる。 ワタヘリクロノメイガ
    葉縁部が食害される。葉柄近くを輪状に傷つけ萎れさせる。 ウリキンウワバ
         
花の被害 若齢幼虫が花に潜って加害する。 オオタバコガヤガ類
         
果実の被害 ネット表面がコルク化して盛り上がり、激しい場合には広くて深い亀裂が入る。 マキバカスミカメ
    花や幼果を食害し、果実表面だけでなく食入して加害する。 オオタバコガヤガ類
    果実表面だけでなく、深く食入する。 ネキリムシ類
    果実表面をなめるように加害する。 アマヒトリワタヘリクロノメイガ
ヒメシロモンドクガ
    主に花痕部が円く加害される。 エンマコオロギ類
    果実表面がすす症で黒く汚れる。 オンシツコナジラミ、ワタアブラムシ
    下面のネットに穴をあけたり、ネットをかじりとる。 ワラジムシ
    成熟した果実にくさび状に大きな穴があけられる。 カラス
 
注)青色文字で示した害虫は、写真集に掲載した。

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